憧れの保育士になったものの、職場の人間関係に悩まされてはいませんか?
働き始め当初の和気あいあいとした雰囲気から一転、徐々に陰口の多さや、職員内の派閥などに気付き、苦労する保育士さんも多いです。
そして、中には職場でのいじめに悩んでいる保育士も少なくありません。
ですが、保育士のいじめの悩みにはいくつかの解決策があります。
この記事では、職場内のいじめや人間関係で悩んでいる保育士・幼稚園教諭の方のために、保育業界での人間関係が難しい理由や、いじめの解決策を紹介します。
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保育士のいじめ問題!人間関係が難しいのはなぜ?
保育士の人間関係が難しいのは、大きく分けて3つの理由があります。
女性が多い職場なので、人間関係に問題が生じることが多い
まず1つ目は、『女性は建前と裏の顔を使い分ける傾向があるから』です。
一見、にこやかな印象の人でも、裏では悪口を言ったり、実は誰よりも厳格だったりします。
そういった人が多いと陰口が盛り上がってしまい、いじめに発展してしまうのです。
また、女性は「味方」を作りたがる傾向があり、悪口を周りの人に言って共感してもらうことで、自分が正しいと思い込み、陰口を言われる人を孤立させてしまうのです。
多忙な業務や保護者との関係などにより余裕がなく、ストレスがたまってイライラ
2つ目の理由は、『保育職は子どもの世話だけでなく、大量の書類、保護者の対応、行事の準備など常に多忙だから』です。
心に余裕がないと、誰しもが時に牙をむいてしまうことがあるのです。
忙しい時期になるととくに、ストレスが溜まってしまい、イライラしやすくなってしまい、怒鳴ってしまったり、口論になってしまうのです。
細かいルールを作り無理な要求をする、ワンマン園長の存在
3つ目の理由は、『横暴なワンマン園長の存在』です。
実際に保育現場で仕事をしない園長は、職員の多忙さに気付かず、「書類は全て手書きでして」「行事のクオリティーをあげたい」「休日出勤をしてほしい」など、無理な要求をしてくることも少なくありません。
こんな風なことを言われたり、態度を取られて関係性が良くなるはずはなく、結果的に職員の不満が溜まってしまい、職員の溝ができてしまうのです。
同僚や先輩からのどんないじめがある?
- ☑ 挨拶をしても無視される
- ☑ 陰で悪口を言われる
- ☑ 面倒な保護者対応など、いやな仕事を押しつけられる
- ☑ 園児のケガを自分のせいにされる
同僚や先輩から受けたいじめで、最も多いのは『無視や陰口』です。
『挨拶をしたり、「書類ここに置きますね」と言っても返事をしてもらえなかった』
『陰で事実とは異なる噂を流された』
『悪口を言われた』
このように、話しかけても無視されたと、悩んでいる保育士は多いです。
とくに、新人保育士は失敗することも多いので、いじめの標的にされる確率が高くなります。
また、仕事の押し付けやミスの押し付けもしょっちゅうです。
例えば、
それまでは保護者と談笑していたのに、面倒な保護者が現れた瞬間「対応よろしくね」と事務室に行ってしまった
子どもがケガをしたときに、明らかに向こうの過失であるにも関わらず「あなたが見ていなかったから」とミスを押し付けられた
など、不条理な扱いを受けた人も多いのです。
解決方法1「いじめを受けていることの証拠を集めておく」
- ☑ 日記をつける、ICレコーダーで録音するなどしていじめの記録をつける
- ☑ 相談するときに証拠を提出すれば、状況を正しやすくなる
いじめやパワハラの解決には、証拠を残すことが大切です。
自分が実際に受けた内容を具体的に細かく日記に書き、ICレコーダーで罵声や悪口などを録音して、相談の時に提出すれば、事の重大さを伝えることができます。
また、相手側がいじめを否定しても、証拠として突きつけることができるので、記録は今のうちに残しておきましょう。
解決方法2「周囲の人に相談をする」
- ☑ 家族や友人などに悩みを打ち明ける
- ☑ 園長や信頼できる同僚に相談すれば、シフト調整など協力してくれることもある
いじめや人間関係の悩みがそこまで深刻でない場合は、第三者に相談するのが効果的です。
家族や友人に話して、「辛かったね」と共感してもらうだけでも気が楽になったり、第三者に相談することで、自分の現状や自分が何に悩んでいるのかを客観的に知ることができたりなど、悩みを整理することができるのです。
また、園長や信頼できる先輩に相談すれば、いじめてくる先輩とシフトが被らないように調整してくれたり、いじめを解決する手助けをしてくれたりと具体的な策を練ってくれるので、早期に悩みを解決することができます。
解決方法3「外部機関に相談してみる」
いじめの内容が深刻で、精神的にあまりにも苦痛である場合には、外部機関への相談をおすすめします。
・各都道府県の総合労働相談コーナー
「各都道府県の総合労働相談コーナー」は、全国に設置されている厚生労働省の専門機関で、専門の相談員が面談もしくは電話で対応してくれます。
解雇、いじめ、パワハラ、セクハラなど様々な内容の相談を、予約なし・無料で受けることができるので、自分の所在している都道府県の窓口に電話してみてください。
・みんなの人権110番
「みんなの人権110番」は、法務省による差別や人権、パワハラなどの悩み相談を受け付ける相談電話で、法務局・地方法務局やその支局では、窓口で面談も受けることができます。
インターネットでも相談を受け付けているので、電話や面談に抵抗がある人にはおすすめです。
・働く人のメンタルヘルスポータルサイト・こころの耳
「働く人のメンタルヘルスポータルサイト・こころの耳」は、心の不調に悩んでいる人やその家族に向けて、支援や役立つ情報を提供するメンタルヘルスポータルサイトです。
電話相談やメール相談以外にも、メンタルヘルスチャックや心療内科の案内もあるので、自分のこころと向き合いたい方はここがおすすめです。
解決方法4「思い切って転職をする」
- ☑ 限界を感じるなら、無理せずに休み、転職も考えてみる
- ☑ 保育士は需要が多く、新しい転職先が見つかりやすい
- ☑ 施設見学などをして、園内の人間関係をチェックしながら新しい転職先を探すとよい
最終的な解決策は、他の保育園に転職することです。
また、精神的にも肉体的にも限界が来ているのなら、まずは休養が必要です。
不安定なまま現場に通い続ければ、子どもたちを危険にさらしかねないので、無理せずに休み、体調が回復したら、また仕事をすればいいのです。
保育士は需要が多く、すぐに新しい園を見つけることができるので、就職できないというようなことはないので安心してください。
ですが、「そうはいっても、どこの職場も人間関係が悪いのでは?」と不安に思う人もいると思います。
しかし、全ての保育園の人間関係が悪いわけではありません。
職員同士が信頼し合い、良好な関係を築いている保育園もあります。
転職の際に、施設見学などをすれば、園内の人間関係をチェックしながら新しい転職先を探すことができます。
転職活動の際は、下調べに加えて、現場の下見も欠かさずに行いましょう。
関連記事:パートの保育士を辞めたい理由と、辞めるのにベストな時期・タイミングは?
関連記事:保育士は何月に転職するべき?ベストな時期・タイミングを考える
人間関係に悩んで転職するときは保育士転職サイトを活用しよう!
「一刻も早くこの保育園を辞めて解放されたい」
「同じ保育園にいる、あの先生と一緒は耐えられない!」
「あの先生と毎朝顔を合わせるだけでストレスを感じている自分がいる」
なら、すぐに転職を希望される方も、そうでない方も、再スタートできるように今すぐ準備しておくことが大切です。
他の保育園を探せば、今より条件のいいところはたくさんあります。
とくに人間関係のトラブルとあれば、転職でしか解決できないので、一刻も早く次の保育園を探しておきましょう。
お住いのエリアから募集されてる保育士求人をチェックするなら、保育士求人を専門に扱う保育士転職サイトの登録・利用がおすすめです!
登録(無料)して、希望する条件を伝えておくと、エリア担当のコンサルタントから条件に沿う保育園をいくつか紹介してもらうことができます。
もちろん自分で検索して応募することもできますし、何より他の保育園に視野を広げらることができます。
いじめられていたような方は、やはり狭い視野で戦っているケースが多いです。
ですが、「辞める、転職する」ことを視野に入れれば、今よりもっと広い視点で物事を考えられるようにもなります。
人間関係で悩んでいる保育士の方は、また素敵な保育士ライフができるよう、転職サイトを上手に活用して転職活動を行いましょう。
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