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「保育士を辞めたい・・」
保育専門の短大や大学を卒業し、サボることなく頑張って取った保育士の資格。
学校に入るまでは、まだピアノも弾けないようなレベルからスタートで不安がいっぱいだったけど、ちゃんと卒業できて地元の保育園にも採用してもらえた。
そんな、小さい頃から保母さんになるのが夢だったというのにも関わらず、保育士を退職したいと考える方は少なくありません。
中には仕事を始めて一年も経たずに辞めていく人もいます。
やっとの思いで子供の頃からの憧れの職業に就くことができたのに、どうして辞めたいと思う人が多いのでしょうか?
当サイトでは辞めたい悩みを抱えている保育士の方がどのような理由で退職・転職を考えるのか?
そして、実際に退職したいという気持ちに直面した時にどうするのが最適か?
「我慢して続けた方がいいのか?」
「それとも転職した方がいいのか?」
ということについて、現役保育士や転職経験のある保育士資格を持つ方が自身の経験談を基にアドバイスをしています。
今現在辞めたくて仕方がないほど悩んでいる先生方の道しるべに少しでもなれたら幸いです。
どんな理由で保育士を辞めたいと思うの!?
では、実際に保育士を辞めたいと思うのはどんな時なのでしょうか?
保育の仕事や職場環境、待遇に満足していれば、もっと続けていきたいと考えるのが普通だと思いますが、やはり退職するという結論に至るまでにはそれなりの理由が必ずあります。
どのような事情や理由で退職を考えるのかと言うと
- 先輩保育士との仲が悪い(人間関係の悩み)
- 新人いびりが酷い
- 先生同士の陰湿なイジメ
- 子どもや保護者との関係に悩んで
- 仕事に対する対価が見合ってない
- 朝早くから仕事の拘束時間が長い
- 園や園長の方針についていけない、合わない
- 短大や大学の同級生と比べて給料が少ない
- 妊娠や引越しなどのライフスタイルの変化
このような理由で保育士を退職していく人がとても多いのです。
結婚や妊娠、出産、引越しというのは少し別物ですが、このように職場への不満を多く抱えているというのは精神面にも影響が大きく、常にマイナスに働くので、朝起きて仕事に行くのが苦痛だったり、仕事のことを考えると不安で眠れないというような人もいるのです。
保育園は0歳から就学前までのお子さんが入れるので、現場で働かれている方なら分かると思うのですが、とにかく目が離せないですし何より忙しいのです。
なので、新人の研修もろくろくやってもらえない保育園も沢山ありますし、「一回教えたから後はちゃんとやってね」とか、「先輩先生の仕事を見て覚えていってね」と、仕事ができないまま、現場に放り出されることもしばしばあるのです。
何故こういう事態が起こるのかと言うと、学校卒業して保育士の資格を取ってるんだから「出来て当たり前」だと思われていることが多いからなのです。
ですが、資格を持っているって言ったって、保育士としての経験は学校卒業したばかりなら実習位なものものですし、実務を伴わない知識があるだけなので、それで仕事が上手にできる訳がないのです。
保育士の仕事を辞めたいと思ったらどうするべきか?
じゃあ、もし今の保育園を辞めたいと思い始めたら、どうするのが一番良いのでしょうか?
保育園の先生の仕事というのは一般の企業とは違い「辞めたくても辞めにくい事情」というのがあって、その大きな理由として「子どもたちの先生だから」簡単に退職できないという事情があるのです。
特に一人担任の場合は、途中で放り投げて辞めてしまうのは非常識だと考える保育士がほとんどで、辞めたい気持ちはあっても、実際は中々辞めるまではいかない場合が多いのです。
なので、どんなにきつくても「何とか3月までは頑張ろう!」と自分に鞭を打って働き続けている人も少なくないのです。
こうすることで後々「あの時、辞めないで続けておいて良かったな」と思えるようになってくれたら一番良いのですが、現実はそうではないケースも少なくありません。
例えば、子どもたちへの責任感から、頑張ってその職場を続けた結果、精神的に追い詰められてしまい体調を崩してしまうことも多々あります。
こうなった場合は普通に働きたくても働けないような状態になってしまう可能性もあるので、つまり、子どもたちのことを気にし過ぎて、今の職場で頑張り続けるのが正しい事だとは限らないのです。
もちろん、辞めるからには後任の先生への仕事の引継ぎが必要になりますが、スムーズに退職できるように早め早めに準備しておけば、問題はありませんが、まずはあなたらしく働けるところを探さなくてはなりません。
あなたらしく働ける場所を探そう!
まずは、あなたが今よりもっと自分らしくいられる場所に転職することが重要なポイント。
一年我慢して続けることができれば環境も変わるので、そのまま2年、3年と続けられる人もいますが、頑張ってみたけど、どうしても今の職場が合わない、他の先生とどうしてもそりが合わないというなら、そこで頑張って働き続けるよりも、いっそ保育園を変えてしまった方が気持ちが楽になるので精神的にも良い作用があるのです。
自分の気持ちに反してまで無理に頑張らないというのも時には大切なのです。
退職する前に知っておきたい保育士の仕事探しの方法
転職する場合の主な仕事探しの方法としては5つありますが、一つ一つその特徴について紹介させていただきます。
ハローワーク | 行くまでに時間も交通費もかかるし、その割に待遇の良い求人は少ない。転職サポート力が弱い |
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求人誌 | 条件の良い求人が少なくアルバイトが多い。退職・転職のサポートが無い |
転職支援サイト | 一般職への転職に強い。サポートがあるところ無いところあるが、求人自体は条件の良いものが多い |
保育士求人サイト | 保育士として仕事を探してるなら待遇も良いものはほとんどここに集まってる。退職・転職(面接や履歴書作成)のサポートをしてもらえる |
友人の紹介 | 採用される確率はほぼ100%。だけど、辞めたくても友人の顔を潰してしまうので簡単に辞められないのが難点 |
単に求人を探すと言っても、これだけ選択肢があります。
ハローワークなどは求人の質やサポート力の観点からすれば物足りない部分も多いですし、求人誌などはいつも載ってるようなものばかりだと感じられることも多いですよね。
それに、友達からの紹介というのは、簡単に採用はされたとしても、辞めるのがその何十倍も難しい。
(条件面も良いとは限りませんしね。)
ですが、一般職の転職支援サイトや保育求人サイトを利用して仕事を探す場合は、他より有利な転職ができる可能性が高く、これは転職コンサルタントが在中しているので、ちゃんとした転職のアドバイスをしてもらえることや、”非公開求人”という形で募集があるので、待遇面が良い求人が多いのです。
つまり、今あなたが仕事を探しているなら一般職の転職サイトや保育専門の転職支援サイトを活用するのが転職成功のポイントになるのです。
保育士を辞める前にこれだけは押さえておきたいポイント
これだけは知っておいてほしいというポイントとして「仕事を探すなら退職する前から」ということをしっかり頭に入れておいてほしいのです。
これは何故かと言うと、多くの方は「辞めてちょっと休憩してから仕事探そう」と考えてる方が多いのですが、この考え方はリスクが高いのです。
どうしてなの?と疑問に思う人もいるかもしれませんが、すぐに仕事が決まらないケースというのも多々あるからです。
もちろん選ばなければ仕事は保育士や一般職に限らず沢山ありますが、今の時代、選ばないで仕事をする人は皆無です。
辞めてからも収入無しで半年以上過ごせる方ならそれほど問題は無いとは思いますが、そうではない方がほとんどだと思いますので、こういったリスクもあるということを知っておいてほしいのです。
これは「実家暮らしだからわたしは問題無いわ」とも限らず、「家でゴロゴロしてないで仕事探してきなさい!」など仕事をしていないことに対して親からグチグチ言われるということも多いので、結果的に焦って仕事を決めてしまい、また辞めてしまうということにもなってしまう可能性もあるのです。
こういったこと負のスパイラルにならないようにするためにも転職活動は辞める前からということを意識しておくようにしてください。
保育士求人サイトを活用しよう!
あなたが保育士として転職を考えているなら仕事探しで失敗しないためにも保育士の求人を専門で扱ってる転職サイトを活用することが転職成功のポイントになります。
保育専門の求人サイトを活用するメリットにはどんなことがあるのかというと
- 退職・転職をサポートしてくれる転職アドバイザーがいる
- 待遇の良い求人が多い
- 条件さえ伝えておけば、あなたの希望に合った求人を紹介してもらえる
- 給料や勤務時間などの聞きにくいこともあなたの代わりに聞いてもらえる
というような利点があるのです。
仕事を探すと言ったらほとんどの人はハローワークや求人誌しか思いつかないでしょうが、保育士の場合、平日にハロワに行って仕事探しをすることすら時間的に難しいですし、そもそも保育士の求人自体が少なかったりすることも多いと思います。
保育士の求人って、基本的には空きがでないと募集自体が無いですからね。
ハローワークとかだと、待遇もどれも似たような求人ばかりだったりで、働きたいと思える保育園が無いってことも少なくないんじゃないでしょうか?
ですが、保育専門の転職サイトなら給料が高く、魅力的な求人が沢山あります。
何で保育士求人サイトには待遇面の良い求人が集まってくるのか?
これは何故かと言うと、給料が高くて程よい仕事量の保育園の求人というのは、募集が集まりやすいというのは誰でも想像つくと思いますが、「基本給24万、年間休日120日、各種手当てあり、ボーナス4.5カ月」といったような求人を公に出してしまうと、予想以上に応募が集まり過ぎてしまうケースが多い。
あまりに多くの募集が集まれば、保育園としては嬉しい反面、選考する側も大変で、通常業務が終わった19:00以降に書類選考していかなければいけないなど、採用する側の負担も大きくなってしまうことから、保育専門の求人サイトに「非公開求人」として募集をかけているのです。
給料などの条件面を改善したいなら、誰もが閲覧できるような求人案件よりも、転職サービスに登録している人だけしか閲覧できない非公開求人の方が圧倒的に有利。
つまり、転職サイトを利用した方が普通にハローワークなどで探すよりも条件の良い求人を探すことが可能になるのです。
今の保育園に不満があるなら他の園にも目を向けよう
保育士バンク
保育士や幼稚園教諭専門の人材紹介会社で全てのサービスを無料で受けることができます。
保育士さんを専門に転職支援を行っており、保育士独特の職場の悩みや苦悩、キャリアアップや給料アップなどに関してベストなアドバイスをもらうことができるので今の保育園に不満があるなら要チェックです。
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※学生(新卒)の方は対象外となります
保育士が転職する時のポイント
転職する時にまず決めておかなければいけないのは「保育士として転職したいのか?」それとも「保育士は辞めて他の仕事に就きたいのか?」ということを、まずは決めておく必要があります。
もちろんどちらの求人もチェックして、最終的に自分が良いなと思う方を選んでもらえればいいのですが、特に未経験の業界に飛び込んでいくのには、保育関連の仕事よりも少なからずリスクは高いものになります。
そこで2つの選択について少しここで紹介させていただきます。
保育士から他の仕事への転職は!?
保育士を辞めたいと思う方の中には、例えばアパレルや飲食業などの違う職種で働きたいという人もかなり多いかと思います。
実際、辞めたい気持ちでいっぱいになってる時ってほとんどの先生方が「とりあえず今の園を辞める」か「他の仕事に転職する」ことしか考えていません。
わたしも同じこと考えていたので、お気持ちはよく分かります。
まだあなたが年齢も20代前半と若く、例えば事務職に就くためのPCスキルがあるというなら保育・育児関連の仕事以外への転職も可能でしょう。
ただ、こういったスキルも無く、保育士の資格・経験しか持ち合わせていないというのなら保育士から転職することは厳しいとしか言いようがありません。
もちろん他の仕事に変えること自体はそれほど難しいことではありませんが、専門資格があるわけでもないので待遇面としては悪くなるケースが多いので、他の仕事への転職は慎重に判断するべきでしょう。
事実、保育士以外の職種に転職された方の多くは正社員採用ではなく、派遣やパートなど非正規雇用が多くを占めています。
保育に関係する仕事なら再就職もしやすい
保育園の先生を辞めたいと思う理由は子どもが関係していることは少なく、ほとんどが園の先生同士の人間関係による悩みや、仕事の量に対して給料が少ないことへの不満です。
本当はあなたも子供が大好きで、できることなら保育の仕事がしたいと思ってるんじゃないでしょうか?
「保育の仕事が好き」「子供と関わる仕事がしたい」というなら別の保育園への転職を考えるべきです。
もしくは学童保育など、今の職務内容に関係している仕事の方が再就職はしやすくなります。
当たり前ですが、未経験である違った業種に転職するのと、子どもに関連する職種に転職するのでは面接官の対応も全く違ってきます。
辞めたい気持ちでいっぱいのあなたに伝えたい
保育園を退職する場合は行事の関係もあるので、辞めるタイミングには見極めが肝心ですが、今すぐ辞める、辞めないに関わらず、他の保育園はどういった待遇の施設があるのか?例えばもっと家から近いところはあるのか?今より給料が高くなるところはあるのか?というのを辞める前からリサーチしておくべきです。
保育士の仕事ってホント独特なので、他の園はどうなってるのか知らないという人がほとんどです。
今あなたが悩んでいることも園を変えたら全く悩まなくなり、前よりすっと働きやすくなったという人も沢山います。
「井の中の蛙大海を知らず」ということわざがありますが、これは”自分の狭い世界での考えや知識にとらわれてしまい、他の広い世界があることを知らない”ということを意味しており、正に保育士の仕事はそういった状態にある場合が多いんじゃないでしょうか?
ですからもっと広い視野を持つことが何より重要になってくるのです。
わたしは今の保育園に変わったおかげで保育士として再び頑張れる場所を見つけることができました。
どんな選択をするのもあなたの自由です。
全てのことはあなたが決めることができるのです。
だって、その船のかじ取りはあなたしかできないんですから。