保育士の正社員の採用に年齢制限はあるの?

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保育士の資格は持っているものの、結婚や育休をきっかけに現場を離れてブランクがあるために、正職で働くことを諦めてはいませんか?

確かに、保育現場では若い社員が多く活躍しており、30代、40代以上の正社員は少ない傾向があります。

しかし保育士の採用には、はっきりとした年齢制限はないので、ブランクがある方や、年齢が40代以上でも正規職員になることはできます。

この記事では、保育士としてのブランクがある方や、30代、40代の正社員を希望している保育士に向けて、保育士の正社員採用の年齢制限について紹介していきます。

保育士の年齢構成についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

若い人が圧倒的に多い!保育士の年齢構成

保育士の年齢構成は、20代が3~4割を占めていて、若い人が圧倒的に多いです。

厚生労働省のデータによると、勤務歴が7年以下の保育士が全体の約半分を占めています。

30代、40代の保育士の割合は都道府県によって違いますが、どこも少ない傾向があります。

勤務歴が「10年以上14年未満」の保育士は、全体の1割程度です。

しかし、その一方で勤務歴が14年以上の公立保育士が4割以上というデータ結果もあります。

それは、公立保育園は産休・育休を取りやすく、昇給もあり、待遇も良いため、長年勤める保育士が4割以上であることが理由として挙げられます。

私立は大きな昇給はなく、産休・育休も取りづらいとのことで、14年以上勤めている保育士は2割程度です。

それでも、20代の割合の方が高いので、現場ではまだまだ若手が多く活躍している現状です。

正社員に年齢制限はある?保育士の中途採用の求人募集の条件

保育士の正社員採用に年齢制限はありません。

ですが、公立の保育園では、30歳以上の新規採用は非正規雇用が多いのが実情です。

また、私立の保育園でも、正社員としての採用は新卒がほとんどで、中途採用は非正規雇用が多くなっている傾向があります。

それは、どこの保育園も良く動ける若い人材が必要であり、後生の育成もしなければならないからです。

保育業界は離職率が高いことで有名ですが、それでも若い人材を育てることは保育者としての責任と言えるでしょう。

若い世代に保育業務の指導や、保育者としての心構えを教え、それを受けた世代が次の世代へと受け継いでいくというこのサイクルを崩してはならない、という意図をもって、新卒のみの採用をするところもあります。

また、「若ければ若いだけ、体力勝負の保育業務を安心して任せることができる」といった理由で、30代以下の保育士しか正規で採用しないというところもあります。

しかし、場所によっては年齢制限を設けていない保育園もあるので、応募するなら下調べが必要です。

保育士に若い正社員が多いのはどうして?

保育士現場はかなり過酷です。

子どもの抱っこやおんぶ、体操やドッチボールなど、日々体力を消耗する仕事です。

保育士の仕事は「体力勝負」になるので、どうしても若い人材が多く採用されるケースがあります。

それだけでなく、夏祭りやクリスマス会、お遊戯会など、イベントの準備で残業をすることもあります。

そんな多忙な激務をこなせるのは、若い人です。

年齢にかかわらず、あまりの体力的な苦痛に、現場を離れる保育士も増えているほどです。

 

また、「保育士のほとんどが女性であるために、結婚や出産を機に保育士を辞める人も多い」です。

結婚・出産後も保育士として戻ってくる方は一部です。

これは、保育士の仕事が過酷であるため、家庭との両立が難しいからでしょう。

このように、保育職は正規職員のまま働き続けることが難しい現状があります。

保育士は何歳まで働ける仕事なの?

どの保育園も20代、30代、40代の保育士で職員が構成されているところが多いです。

ベテラン勢の50代の保育士となると、パート職員はいても、正職の方は少ないです。

また、男性保育士に関しては、多くが20代、30代という保育園が一般的です。

 

実際のところ、保育士という職業は何歳まで働けるのでしょうか?

 

厚生労働省が出しているデータによると、保育士の平均年齢は『34.8歳』です。

参考資料「保育士等に関する関係資料

年齢自体は40代でも50代になっても働くことはできます。

ですが、保育士は女性比率の高い職業ですし、結婚・妊娠・出産などで退職するケースも多いのが実情です。

また、男性保育士に関しては、男性が保育業界で働くことになったのがまだ最近なので、定年まで勤めあげているような実例がありません。

既婚者の保育士の男性であれば、30代中盤を超えれば定年まで保育士として続けていくでしょうが、男性に関してはこれからを見守りたいところです。

若い世代なら今のうちに正社員を目指そう!

どの業界も若い人材を必要としているので、未経験でも正社員として雇ってくれる保育園はたくさんあります。

もちろん、育児経験のある未経験者でも、ブランクのある保育士でも、正社員として働くことも不可能ではありません。

しかし、年齢制限を設けている保育園もあるので、求人票に年齢制限はないかどうか確認をしてから応募することが大切です。

また、転職で保育士の正社員募集を探したいなら、保育士転職サービスをおすすめします。

転職サービスには、保育士転職サイトがあり、登録すれば、エージェントから電話がかかり、希望する条件に合った保育園を探してくれます。

保育士転職サイトを活用し、保育士としての新たなスタートを踏み出してみてください。

 

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