保育士と聞けばまだまだ女性の職業というイメージが強いかもしれません。
ですが、男性保育士は年々増えている傾向にあるので、男性保育士とお付き合いしている女性も多いでしょう。
保育士として働く男性といえば、子ども好きの優しい男性というイメージがあります。
しかし、いざ結婚となると、「保育士は給料が安い」「将来性はあるの?」と不安に感じる要素もたくさんありますよね。
そこでこの記事では、男性保育士とお付き合い、結婚する上での注意点やメリットをまとめてみたので、今の彼と結婚しても良いのか悩んでいるならぜひ参考にしてみてください。
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保育士の男性との結婚することへの不安・注意点
① 給料が安い・経済面など、生活に関する不安
保育士の仕事は、男性であっても給料が低いため、結婚すると贅沢な生活はできないといえるでしょう。
「保育士は給料が安い」とよく言われていますが、男性だからといって女性保育士よりも給料が高いということは一切ありません。
夫婦だけならまだしも、子どもができたりすると何かとお金はかかります。
給料が安いことが経済面や生活の不安へと繋がりますが、相手の女性が男性保育士の給料についてどれだけ理解があるかも大切になるので、結婚前に具体的に話し合うようにしましょう。
② キャリアアップが見込めないなど、将来性に関する不安
身内経営が多い認可園では管理職などのキャリアアップが見込めません。
さらに、若いうちはバリバリ働けていたとしても、歳をとっておじさんになったとき保育士をまだ続けるのか、転職するのかなどの色々な不安がついてきます。
周りの一般サラリーマンがどんどん出世していく中で、男性保育士は昇格しづらい職種です。
結婚するとなると将来性はかなり大事になるので、保育士のままキャリアアップがなくても構わないのであれば問題ないですが、男性保育士の昇格に最初から過剰な期待をするのはやめておいた方がよいです。
③ 保育士の夫を持つなら共働きは覚悟
家庭を支えるには保育士だけの給料ではかなり切り詰めた生活になるため、共働きは覚悟しておいたほうがよいでしょう。
夫の給料だけで生活していけるかは家庭状況や収入額にもよりますが、夫の給料の他にまとまった収入があれば生活も安定しますし、不安も少しでも取り除くことができます。
同棲・結婚する前に知っておきたい男性保育士のお給料事情
お付き合いしているときには分からなかったけど、同棲や結婚が決まってから相手のお給料事情が分かった、というのはよくある話です。
お金のことなので詳しいお給料を聞くのは気が引けるかもしれませんが、保育士は一般会社員よりもお給料が低いので、大体いくらくらいなのかを知っておいてくださいね。
年齢別に見る男性保育士の給料・年収
以下は、規模が10人以上の保育園に勤める男性保育士の年齢別の給料、年収です。
年齢別 | 月収 | 年収 |
---|---|---|
20~24歳 | ¥183,600 | ¥2,444,500 |
25~29歳 | ¥211,700 | ¥2,898,300 |
30~34歳 | ¥269,800 | ¥3,877,500 |
35~39歳 | ¥293,200 | ¥4,410,100 |
40~44歳 | ¥464,500 | ¥7,102,000 |
ソース<政府統計の窓口 賃金構造基本統計調査>
平成23年の平均額を表にしたものですが、30代までは月収が20万円台とかなり低いことが分かります。
40代からは月収もあがり、よって年収も高くなりますが、お給料は勤続年数や保育園によってかなり違いが出てきます。
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賞与や退職金制度など、安定した面もある
勤め先が認可保育園であれば、賞与や退職金制度は充実しています。
毎月の給料が安い分、賞与は多めに支給される園もあります。
退職金制度は保育園から直接もらえない場合でも、私立保育園であれば私学共済からもらえる、という安定した部分もあります。
実は魅力もたくさんある!男性保育士と結婚するメリット
- 責任感が強く優しい
- 子煩悩でイクメン間違いなし
- 家事・育児を安心して任せられる
- 細かい部分によく気が付く
- 手先が器用で遊びをたくさん知っている
- 育児に積極的
子どもが好きで保育士という職業を選んだ人がほとんどなので、もちろん子どもが大好きですし、子どもとの関わり方が上手いです。
将来自分たちに子どもができた時に、イクメンになることは間違いなく、その点では安心感があります。
毎日子どもと遊びを通して保育を行っているので、色々な遊びを知っているのも、今後子育てをする上で、様々な経験をさせてあげられるという点で大きな魅力となります。
また、毎日女性の職場の中で仕事をしているため、女性目線で物事を考えるということが自然に身につき、細かい部分にまで配慮ができる人が多いです。
保育士はただ子どもと遊ぶだけではなく、オムツ替えや食事の補助、掃除や洗濯などの身の回りのことも行うので、家事や育児を安心して任せられる利点もあります。
実際に男性保育士と結婚した女性の口コミの紹介
うちは共働きで子どもがまだ小さいので、旦那の帰りが早い日は積極的に家事を手伝ってくれるので助かっています。
休みの日は出かけることも多いけど、雨で外出できない日でも家の中でできる遊びをして子どもの面倒を見てくれるので子どもも喜んでいます。
子どもが高熱を出しても保育士という職業柄なのか、慌てることなく落ち着いて対応してくれるので、安心しています。
(結婚5年目、32歳女性)
今付き合ってる保育士の彼氏に将来性があるかをどう見極めたらいい?
見極め方としては、まずは、お付き合いしている男性が
「自分の将来をどれだけ考えているのか」
「忍耐力があり、話し合いがきちんとできる人か」
を判断基準にします。
もしも、
「日々の仕事のことで頭がいっぱい」
「とりあえず今はこれだけ給料をもらっているから大丈夫だろう」
という未来に見通しのない考えの人であれば、結婚は待った方が良いです。
具体的に
『3年後、5年後、何歳になるまで保育士を続けていくのか?』
『ずっと保育士としてやっていくなら、最終的に何を目指していくのか?』
など、自分の将来に計画を持っている人でないと、結婚しても不安だけがついてきます。
未来に具体性がないようであれば、早めに見切りをつけて、彼にさりげなく保育士から転職したら?と、勧めたりするのもオススメです。
関連記事:保育士から転職する時に役立つ求人サイト
そして、忍耐力があり、かつきちんと話し合いができる人でないと将来性は見出せません。
保育士に限らず他の職種でも言えることですが、保育士は女性社会であり、男性であればストレスも溜まりやすい仕事です。
保育士は全国的に数が足りていないため、他の保育園には比較的転職しやすいです。
しかし、ただでさえ給料が安い仕事の中で、転職を繰り返していては給料は上がりません。
何か嫌なことがあっても仕事を長く続けられる忍耐力が必要です。
男性保育士との将来に不安を感じているのなら、まずはその不安を少しでも取り除いてから先に進むことがベストです。
きちんと話ができる人なのかも見極める基準にしましょう。
【結論】保育士やってる彼氏と結婚して幸せになれるのか?
もちろん幸せになれます。
確かに給料は安く、経済面での不安もあるかもしれません。
ですが、職業に対する不安を上回る良さが彼氏にあれば、結婚してもちゃんと幸せになれます。
くれぐれも、「彼氏が保育士だから結婚しても幸せになれない」という考えはしないでくださいね。
この考え方だと、何かあった時に「保育士だからダメなんだ・・・」と、原因を職業にぶつけてしまう可能性だってあります。
迷いの気持ちがあるままでは、たとえ結婚したとしても幸せにはなれません。
彼の職業に対する理解、彼の本当の良さを分かってこそ幸せに繋がります。
彼を理解することから始めて、幸せを掴みとりましょう!
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