
保育士資格を取り、いざ働いてみたけれど
「もっと保育士としてスキルアップしたい…」
「自分の個性を生かした保育を提供したい…」
なんて考える方も多いのではないでしょうか?
そんな保育士の転職におすすめなのが私立保育園への転職・就職です。
私立保育園は自治体が運営する公立保育園とは違い、社会福祉法人や民間企業が運営する保育園なので、各施設ごとに特色があり、キャリアアップや個性を生かした保育を行うことが可能です。
そこで、気になる私立保育園の詳しい情報や給料、求人検索方法まで全て紹介させていただきます。
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私立保育園とは?簡単に解説します
私立保育園は
- 社会福祉法人
- 民間企業
- NPO
- 学校法人
などが運営する保育園の総称です。
「誰でも保育園が設立できるの?」と思ってしまいますが、保育園を運営するには厳しい条件をクリアしなければいけないので心配しないでくださいね!
また、私立保育園でも、国の定める認可保育園の基準をクリアしている場合は、補助金を受けて運営することが出来るので、比較的安定した給料や待遇を受けることが出来ます。
私立保育園と言えば、各保育園が独自の運営方法を用いて保育を行っていることが有名で、公立保育園にはない独自のカラーを持った保育園がほとんどです。
また、基本的に公立保育園より私立保育園の方が延長保育や休日保育などのサービスが充実しているので、働きながら子育てをしている保護者にとっては有難い施設だと言えるでしょう。
私立保育園の保育士の給料・年収はいくら?
保育士全体の平均年収は厚生労働省の「賃金構成基本統計調査」によると、平均年齢34歳で統計を取った場合、年収は300万円~350万円で給料は20万円~21万円前後という結果が出ています。
しかし、口コミや体験談を元にまとめてみると、保育士の初任給は15万円前後の園が多く、手取りに換算すると12万円~13万円と一般企業に比べて少ないのがよくわかります。
私立保育園は公立保育園とは違い、昇給の回数が少なく、ボーナスも就職後何年かは支払われないシステムになっている場合もあります。
全ての私立保育園にあてはまるわけではありませんが、待遇や給料面は転職先を決めるために欠かせない重要項目なので、待遇面に関してはしっかりとリサーチが必要でしょう。
私立保育園に転職するメリット・デメリット
私立保育園のメリットと聞いて最初に浮かんでくるのは、独自の運営方法による各園の「特色」ではないでしょうか?
社会福祉法人にはキリスト教や仏教などを取り入れた施設も多く、聖書を朗読したり、座禅会があったりと、公立保育園では経験できない保育を学ぶことが出来ます。
また、食育に力を入れたり、音楽に力を入れていたりとスキルアップにつながる保育を行っている場合もあるので、自分に合った職場を選ぶことが出来ます。
最近は食品添加物を気にされる方も増えてきていますしね。
他にも、施設の空調や遊具などの設備が整っていたり、運動会や発表会のクオリティーが高かったりと魅力的な施設が揃っています。
各施設毎にカラーがあり、保護者やそこで働く保育士の多様なニーズに対応できるというのが私立で働く大きなメリットでしょう。
反対に、私立保育園のデメリットとして挙げられる事は、公立保育園に比べて職員の入れ替わりが激しく、ベテランの先生より若い先生が多いので活気がある反面、中堅保育士不足でベテランとの仲介役をこなせる職員がおらず、溝が出来てしまう事も良くあることです。
私立保育園には職員の異動がほとんどないので、ずっと慣れ親しんだ保育園で勤務できるという反面、派閥や人間関係に苦しんでいる方も少なくないと聞きます。
他にも、年間行事が目白押しなのはいいことなのですが、ゆっくりと園児と向き合う時間が少なくなるので、余裕をもって関わりたい保育士にはお勧めできない職場だと思います。
私立保育園にもメリット・デメリットの両方がありますが、転職を考えるなら、まずは自分の目で現場の様子を確認し、本当に働きたいと思える保育園なのか?しっかりと吟味する必要があるでしょう。
私立保育園の求人を探すなら専門サイトがおすすめ
私立保育園への転職を希望するなら、知人の紹介やハローワークもありますが、おすすめは保育士求人を専用に扱ってる転職サイトです。
知人や友人からの紹介やハローワークで仕事を探すのも悪くはないのですが、紹介で入ると辞める時に苦労したり、個人の主観で良い悪いを判断していることも結構多いですし、それに職安で働く職員の方は保育園の実態や内情に詳しくなかったりするので、マッチすればいいのですが、転職に失敗してしまう方も多いのが事実です。
その点、保育士求人サイトを利用すると、自分の理想や譲れない待遇、条件をしっかりと提示し、求人を厳選してもらえるので、転職後に「こんなはずじゃなかった…」なんてケースが起こるのを防ぐことができます。
また、専門のキャリアコンサルタントが保育園の内情や職場の実態をしっかりリサーチしてくれるので、不安なく転職先の保育園を選ぶことが出来ますし、職場見学などで自分の目で確認することも可能です。
是非参考にしてみてください。