男性保育士の将来性ってどう?結婚・給料事情について

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昔は保母さんと呼んでいた保育士でほぼ女性の仕事でしたが、最近は男性でも保育士を目指す人が増えてきています。

そのため保母さんから保育士と呼ぶように一般的な名称も変わってきましたが、男性は増えてきたといってもまだほんの一握りに過ぎません。

そこで、まだよく知られていない男性保育士の将来性や結婚事情、給料や採用の実態についてご紹介します。

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男性保育士の採用の実態について

まず男性で保育士を目指す場合、就職が困難なケースも多く、必ず雇ってもらえるわけではないのが現状です。

男性職員がいるような園なら、理解があるので就職しやすいかもしれませんが、大抵は職場に男性が働いているのは1人か2人ですね。

特に私立では男性を受け入れる環境ではないところも多い場合もありますし、そもそも男性職員がいないため女性ばかりの職場に男性が入ってくるのと何となく嫌がられたり、特別な技能や能力がないと採用されないようなこともあります。

特別な技能や能力というのは、男性でもピアノが弾けるか?そして絵は得意か?などの保育士免許と併せた特技を求められることもあるようです。

ちなみに私の友人は美術系の専門学校を卒業した後に保育士になりたいからと専門学校に通っていましたが、「男の場合は何か他に無いとどこも取ってもらえないからね」とバスなどを運転するための大型免許も取得していたのが印象に残っています。

つまり、単に免許さえあれば採用されるということは少ないので、保育士免許プラスαが必要なのです。

男性保育士のお給料は

保育士のお給料は男性女性は基本的には変わりませんが、男性の場合は結婚や妊娠で退職することが無いので女性よりも若干高くなります。

男性保育士の平均年収は約330万ほどになります。

この金額というのは都道府県や公立私立、または園によって様々ですが、仕事がきつい割にお給料は低額だと感じる人も多く、一概には言えませんが大体15~24万くらいの手取りじゃないでしょうか?

もちろん勤続年数によって貰えるお給料も上がってきますが、新卒の男性保育士の手取りは20万無いことがほとんどです。

給料のことを考えるのであれば、私立よりは公立のほうが公務員ということもあり安定していますが、それでもそんなに高額ではないのが現状のようです。

男性保育士の結婚事情

そんな給料に不安を抱きながら仕事をしている人も多く自分の将来に不安を持っている人も少なくありません。

特に独身の男性が気にされていることで多いのが「この給料で結婚できるのか?」「結婚しても家族を養っていくことはできるのか?」という悩みが多いように感じます。

一般的に給料だけで見たら保育士の仕事というのは多くはありませんし、むしろ低い部類です。

就職したての頃はそんなに貰ってるお金も変わりませんが、30歳にもなればかなり開きが出てくることも多々あるのです。

例えば同級生の友達は自動車関連の工場に勤めて年収700万。

方や専門資格を持つ保育士の自分の年収は330万。

仕事してる時間も休みもさほど変わらないのに、これだけ違えば女性との出会いの場でも自信も無くなりますし、結婚できるかどうかも不安になるものです。

でも、給料が少ないから結婚できないということはありませんし、保育士の男性でももちろん結婚されている方も沢山いらっしゃいますが、奥さんが専業主婦の家庭というのは少なく、ほとんどが夫婦共働きのようです。

勤続年数で多少は給料が増えたとしてもお給料の手取りが30万超えることはあまりありませんので、男性側が貰えのお給料だけ生活することは難しいのが現状です。

しかし、そのお金だけで家族が生活できないということはありませんし、子育てに関して知識も多いので自分の子どもたちが生まれた時には育児にも役立ちますし、もっとプラスに考えることです。

今のあなたの仕事のことを理解してくれる奥さんなら、きっと結婚しても上手くやっていけます。

これからの男性保育士の将来性ってどうなのか?

これからどうなっていくのかという将来性については保育士の世界では男性だからとか女性だからとか関係ありません。

基本的にはその職場で自分のポジションをどのように確立していくかということが大事なんじゃないでしょうか?

家庭の中で子どもに対するお父さんやお母さんの役割というのを一度考えてみてください。

例えば重いものを持つのはパパ、車の運転をするのはパパというように女性ができない、もしくは苦手なものを積極的にやっていくことで男性として保育園で働くことの居場所を作ることができるようになります。

勤続年数や役職(主任など)、家族手当や交通費などがきちんと配慮されていれば男女の違いなんて関係ありません。

保育士の世界自体が高給料とは呼べない世界ではありますが、それでもこの仕事が好きで、生きがいを感じているのなら生活できないというほどではありません。

あなた自身が働きやすく自分の居場所を作るということに意識してください。

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