保育士の私はこう乗り切る!『仕事行きたくない病』の7つの克服方法

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保育士の仕事をしていると、行事に追われて残業続きだったり、人間関係が嫌になったり、体力的にしんどいと思うことがあったり、保護者対応で疲れたなど、なんとなく仕事に行きたくないと感じる時があります。

  • 朝起きると「ああ、朝が来てしまった」とテンションが下がる
  • 出勤する支度に時間がかかる
  • 保育園に向かう車の中で「行きたくないな」と考えて始めると車から降りられない
  • 仕事に行く途中や仕事中に涙が出てくる

こんな状態になっている場合要注意です!

ここでは保育士の仕事に行きたくない病への対応について「どう乗り切ってきたのか?」を紹介していくので、「仕事とかだるい」「行きたくない」と思うところが少しでもあるならぜひ目を通してみて下さい。

保育士の「仕事に行きたくない」というのは心の危険信号

保育士の仕事は、子どもの命を預かると同時に成長を見守るという、やりがいのある仕事です。

しかし、人手不足なうえに激務と言うこともあり、「仕事に行きたくなくても自分が行かないと現場が大変になる」という責任感から、なんとか踏みとどまって働いている保育士も少なくありません。

もしも、ただ単に仕事に行きたくないというだけではなく、

「毎朝憂鬱な気分になる」
「辛いことを考えると涙が出てくる」
「出勤準備がおっくう」

など、いつもと違う自分の状態が2週間以上続いているならば、あなたの精神状態やストレス度合いはかなり高くなってきている危険な状態といえるでしょう。

 

身体の不調は『心の不調のサイン』で、これを放置しておくと後々大変です。

 

ですが、そうは言っても担任を持っていたりしたら、中々休めないのが正直なところです。

ストレスが原因で仕事に行きたくない病がでている場合は、どのようにして乗り切ればよいのでしょうか。

保育士の「仕事行きたくない病」をどうやって克服する?

保育士として今も現場に立つ私が、実際にどのように乗り切ってきたのかを紹介します。

① 嫌なことを紙に書き出して、今の状況を客観的に見てみる

まずは、なにが原因で職場に行きたくないのか?あなた自身がちゃんと把握していますか?

不明確な場合は嫌なことをノートなど紙に書き出してみましょう。

例えば、制作物や行事の準備、書類などであれば、その仕事さえこなしてしまえば、一つストレスの原因が減ります。

また、ピアノの練習や行事の司会や、とりまとめなどの任務も気分が重くなります。

ですが、対策を練ったり、何度もシミュレーションしたり、練習を繰り返すことで、当日が来たら開放されます。

紙に書き出すことで客観的に今の状態を確認できますし、心配や悩みの種となっている業務を、一つずつ見ていくことでストレスの原因がわかり、対策を講じることができます。

まずは現状把握をしていくことで冷静になれるのです。

また、頭の中で心配ごとを考え続けている状態は、ストレスを感じやすい状態です。

人間関係や園の方針と自分の理想とのズレも、すぐに解決策が見つからない場合もありますが、いったん書き出してみましょう。

頭の中を整理するうえでもオススメです。


② ストレスは溜めずにこまめに発散する

ストレスはため込んでしまうと、爆発したときには非常に大きなものになり、心身に大きな影響を与えることがあります。

実際に、我慢し過ぎて、どうにもならない状態になって退職してきた保育士さんを何人も見てきました。

だからこそ、嫌な気持ちには蓋をせずに、例えば車や自室で大きな声をだして「仕事に行きたくなーい」と叫んでみることや、出勤時に車の中で好きな歌やアップテンポの曲に合わせて歌ってみることなどをすることもよいでしょう。

大きな声を出すことで、ストレスを簡単に発散させることができるのでオススメです。


③ 休日は完全リフレッシュの日にして、仕事も勉強もしない日を意識的に作る

持ち帰りの仕事や書類作成に追われることが多いのが、保育士の悲しい定め。

ですが、そんな忙しい中でも

「できるだけ仕事をしない日」

「仕事のことを一切考えない1日」

を意識して作るなど、とにかく仕事のことから離れることが大切です。

仕事のことを忘れるとまではいかなくとも、仕事から離れる一日を作るようにしましょう。


④ 頑張った自分にご褒美をあげる

いつも頑張っている自分にちょっとしたご褒美を上げるようにしましょう。

大きな行事や給料日やボーナスの後に、

  • エステに行ってみる
  • 高価な化粧品を買う
  • アクセサリーや洋服を買う
  • いつもよりちょっと高めのレストランに出かける
  • プチ旅行に行くなど

ちょっとだけ贅沢をすることで、モチベーションが上がり、自分を大事にすることでストレスも発散できるはずです。


⑤ 保育の見直しや研修でやる気を取り戻す

ストレスを感じる原因の理由には、自分の保育に自信がないことも考えられます。

保育の解決策が見当たらず、自信を失ってしまうこともあるのです。

私も就任1年目は、業務に圧倒され、失敗も多く、まったく自信がなかったです。

そのような時には、先輩保育士にアドバイスをもらったり、他の保育士の保育を見たりすることで、「自分の保育にも取り入れてみよう」と前向きな気持ちになることがあります。

また、積極的に園内、園外研修を受けるようにして、最新の保育や考え方などを知ることは、自分の引き出しを増やすうえでも効果的です。

新しく学んだことを保育で試してみたいと考えることで、自然にやる気が湧いてくることがあります。


⑥ 転職・休職を検討しつつ主任や園長に相談する

「何をしてもやる気がわかない」「保育園に行こうとすると身体が動かない」など、心と身体のバランスがおかしいと感じたら、主任や園長に体調が悪いことを伝えましょう。

相談したうえで数日休暇をもらい、ゆっくり休みをとって身体を休めることも必要です。

  • 眠れない、眠りが浅い
  • 食欲がわかない、吐き気がする、下痢が続いている、体重が減った
  • 頭痛が続いている、身体がだるい
  • 何をするのもおっくうだ
  • 体が重く動かない

などの症状がある場合は心療内科へ相談しましょう。

心療内科での診断によっては、数週間から数か月の休職をした方が良いと言われる場合があります。

その場合、診断書を書いてもらい、園長に相談するようにしましょう。

休職期間中は、仕事から離れるようにし、場合によっては薬を服用することで身体の調子が戻ってくることがあります。

休暇中は「他の保育士に悪い」などの罪悪感を感じる必要はありません。

誰かが代わりに仕事はしてくれますが、自分の人生の変わりはいないからです。

まずは体調を戻すことを一番に考えて過ごすようにします。


⑦ 区切りを決めてそこまで頑張りつつ、転職活動の準備をする

人間関係や保護者対応など、保育士の努力では変えられない環境がストレスの原因となっている場合は、他の保育所への転職を視野に入れましょう。

私は上記に記載した方法をすべてやってきましたが、転職が1番自分の心と体、それにお財布にもいい結果をもたらしたと感じています。

保育士転職サイトに登録して、キャリアコンサルタントへ相談しながら、自分の希望する条件の保育園や幼稚園への求人をリサーチをすることで、自分に合う職場が見つかります。

ただし、年度途中で退職する場合は、大きな行事の前は避けるようにし、行事のあとや長期休暇の前に退職するようにし、引継ぎの準備を進めるような配慮が必要です。

休職していて、体調が悪く園に行くことができない場合は、「引継ぎをどうするのか?」園長や主任保育士と相談して決めるようにしましょう。

ストレスは上手に付き合いながら乗り切ろう!場合によっては転職も視野に

保育士の仕事は、やるべき業務が多く、園の職員同士や子ども、保育者と人間関係も複雑なので、ストレスを抱えてしまうことが多いです。

できればストレスは毎日上手に発散していくことが大事です。

しかし、忙しい毎日の中で時間が上手に取れないと感じることもありますよね。

ストレスがたまりすぎると心や身体がつらくなります。

上手にストレスを発散させながらも、体調がいつもと違うと感じたら、早めに何かしらの対策を打つことが1番大事!

場合によっては休職や転職を考えることも大切です。

 

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