児童心理治療施設(情緒障害児短期治療施設)の保育士求人。役割、仕事内容、給料は?

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保育士として働く人の中でも知っている人が少ないのが『児童心理治療施設』の職員としての働き方です。

児童心理治療施設(情緒障害児短期治療施設含む)には、様々な心の傷や悩み、そして障害を持った子ども達が集まります。

また、子どもたちと同様に、保護者も子ども達の障害や心の傷にどう向き合えば良いのか悩み、保育士に助けを求めているのです。

保護者も利用者も両方のケアを必要とするのが、この児童心理治療施設です。

この記事では、児童心理治療施設の仕事に興味がある保育士さんに向けて、どんな子どもと接するのか、給与や待遇などの求人について、保育士としてどのような役割・仕事内容をこなす必要があるのかを紹介します。

児童心理治療施設(情緒障害児短期治療施設)とはどんな施設?

児童心理治療施設は、『小学校就学児から、最年長で20歳までの子ども達が集団で暮らす施設』です。

集団生活をする事で、徐々に社会のルールに慣れていく事、自分と向き合って『なぜ関係性を作れないのか』と自分を見直すきっかけを作る施設です。

カウンセリングなど、精神的な面からのアプローチも行い、子ども達が自立する事を目的として支援が行われています。

施設に入っている子ども達の入所理由は?

児童心理治療施設では、以下で紹介する子ども達が集団生活を送っています。

 精神障害を持つ子ども

うつ病や統合失調症などの精神疾患が原因で、家族や周りの人と上手く人間性が築けないという人も増えています。特に統合失調症では、自分が親に攻撃されていると思い込んだ子どもから家族が攻撃を受けたりなど、自宅で暮す事が困難なレベルの子どもが集められます。

施設では精神科医も在中しており、保育士達からの精神的なアプローチ以外でも、必要に応じて薬物治療を行ったりもします。

 知的障害を持つ子ども

知的障害を持つ子どもの中でも、特にこだわりの強さや思い込みの強さが原因で社会生活を築けない子どもが多いです。自閉傾向の大きな特徴として『こだわり』が挙げられます。

自分の中で決まっている動作や、決まっているルールを守れなければパニックを起こしたり、行動を邪魔する相手に対して攻撃を仕掛ける事もあります。

他にも、思い込みで相手を攻撃する事もあり、人間関係が上手く築けない子どももいます。

中にはボーダー(知的障害と判断される基準知能指数のぎりぎりのラインに存在する子)と呼ばれる子もおり、見た目やちょっとした会話では分かりません。

そういった子達は人間関係が上手く行かなくなると、不良行為に誘われて判断力が低い故にそちらに流れてしまう危険性も高いのです。

施設はそういった抑止力を身に付ける事も目的としています。

 発達障害を持つ子ども

発達障害を持つ子どもは、人と上手くコミュニケーションが取れないという点が挙げられます。会話を受ける事は出来るが共感性が低いので正しい返しが出来ずに相手を困らせる、平気で他人に傷つく言動を取ってしまい怒らせてしまう、自分さえ良ければ良いと社会のルールを捻じ曲げてでも自分の我儘を突き通そうとするなどが挙げられます。

発達障害は早期の発見と対応が一番なのですが、最近では大人になってから発達障害の症状が顕著に現れて気付く人も増えています。

そういった子ども達がいかに自分の障害と上手に向き合い、折り合いをつける力をつける事が求められます。

 親との関係性を築けない子ども

情緒が原因で家族と信頼関係が作れなかったり、家庭環境が原因で情緒を乱している場合は家庭への援助も行います。保護者が子どもの障害や精神状態に関して専門的な知識・対応を身に付ける事で、親子関係も改善されます。

また、施設に入り外泊という形で慣らしながら自宅へと戻るので、適度な距離を保て、保護者も利用者も自分を見直す良い機会となります。

児童心理治療施設の職員配置について

多くの施設では、『総合環境療法』という方法を取っており、様々な面からフォローを行って子ども達の自立を目指します。

そのため、

  • 医療面では医師を始め、看護師
  • 教育面では保育士、児童指導員(何らかの資格持ち、または無資格者)
  • 心理面では臨床心理士やセラピスト

が配置されています。また、施設内に学級を設け、そこで授業を行う教員もいます。

児童心理治療施設における保育士の1番の役割は?

保育士は児童指導員として、子ども達の生活指導や社会的なルールを教える事、そして子ども達が自立出来る様に働きかける事が求められています。

また、日常生活で長く関わる為に信頼関係も築きやすく、相談事を持ちかけられる事もあります。

子ども達の心の移り変わりをしっかり把握し、他の専門職員と情報交換しながら子ども達に一番良い選択肢を提示出来る様にする事が求められる役割です。

児童心理治療施設での保育士の仕事内容は?

普通の保育所では、0歳~5歳児までの日常生活の補助から、設定保育、遊びの把握、保護者の育児相談に乗るのが仕事です。

ですが、児童心理治療施設では、

『施設の掃除から始まり、子ども達の自立を目指した家事の指導、夜間の見回りや他の職員との情報交換、行事の準備・進行、地域のスポーツ大会への参加サポート・引率、必要に応じて子ども達の通う学校への面談・進路相談、子ども達の中には12歳を過ぎて次の施設に移る子なども出てくるのでその申し送り』

などが仕事になります。

児童心理治療施設で働く保育士の給料は?

実際にハローワークに出ている求人では、『平均14万~18万+夜勤の回数に応じて手当』といった形を取っている所が多いです。

また、児童心理治療施設専門のネットワークもあり、そこでは「20万円」を超える求人も全国的に出されています。

一度自分の地域の近くにないか確認してください。

 

参考サイト:児童心理治療施設ネットワーク

 

児童心理治療施設で働きたい保育士が勉強するべきことと、役に立つ資格について

絶対に学んでおいた方が良いのは、『障害児教育・児童心理学』です。

障害児教育は保育士の資格取得でも必須科目ですし、施設実習もあるので多少なりと知識はあるでしょう。

知的障害、精神障害の子ども達の障害を更に理解し、適切な対応が現場で取れる様に学びを深めるのをおすすめします。

児童心理学も、子ども達の抱える悩みや年齢に応じての心の発達を見る上では欠かせません。

 

また、役に立つ資格を挙げるなら、看護師などの医療系の資格がおすすめです。

看護資格を得る事で、医療面でのサポートも可能になるので、更に子ども達に寄り添う事が可能になります。

児童心理治療施設の保育士求人を効率的に探すには?

児童心理治療施設は全国でも数はまだ少ないです。

少ない施設で求人を探すのは大変ですが、自分一人ではなく、保育士転職サイトに登録した上で専任のコンシェルジュに求人情報を探して貰うのが一番効率が良い方法です。

首都圏ではまだ求人も多いですが、地方になるほど、求人情報も少なくなるので、常にアンテナを張っておくことが大切です。

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スクリーンショット (58)全国に求人を展開しており、施設にも精通しています。

数が少なくタイミングが掴みにくい児童心理治療施設も、専任の転職コンサルタントがすぐに見つけて連絡をくれます。

仕事を続けながら転職活動をする忙しい人には適している転職サイトです。

また、施設で働くメリットやデメリット、どんな仕事内容なのかもサイトの中で丁寧に説明してくれており、転職への不安も解消してくれます。

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自分で積極的に動きつつもサポートして欲しい人に適しています。

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