非常勤保育士の求人探し|仕事内容、給料、役割について徹底解説

hijoukinnhoikusi1

非常勤保育士とは、正社員登用以外の雇用形態で働く保育士を指します。

しかし、非常勤と一口に言っても『パート、アルバイト、嘱託職員』など、働き方も様々で、非常勤で働く人は年齢層も幅広い特徴があります。

この記事は非常勤保育士にスポットライトを当て、求人探しから、それぞれ異なる就業形態の働き方の違い、仕事内容、待遇面など詳しく紹介していきます。
スポンサーリンク

非常勤保育士の働き方「パート、アルバイト、嘱託職員」の概要と違いについて

まず、非常勤保育士の雇用形態の違いについて紹介していきます。

非常勤の働き方①『パート保育士』

パートで働く保育士は

  1. 『〇時から〇時と時間が決まっている人』
  2. 『フルタイムで働く人』

ほとんどが、この2種類に分類され、その中でも

  • 毎日出勤して残業せずにフルタイムで働く人
  • 毎日出勤するけれど〇時間と働く時間が決まった人
  • 正規雇用の保育士が休みの日に代わりに入る代替保育士

というように、パートタイマーの中で更に細かく分類されます。

 

フルタイムで働く人は、『正社員になる前に身体を慣らしたいという人、子どもの手が離れたという主婦、残業をするのが嫌だという人』など、若い人から50代までが活躍しています。

働く時間が決まっている人は、『午前中のみ、午後のみ、9時~15時までなど、大体4~5時間働いています。』主に手のかかる0歳児クラスなどの乳児クラスに配属されやすいのが特徴です。

最後に代替保育士ですが、『代替保育士は誰が休んだかによって、どのクラスに入るかが決まります。』幼児・乳児どちらにも対応出来る能力が求められ、主に第一線を退いた主婦保育士が活躍しています。

非常勤の働き方②『アルバイト保育士』

アルバイトで働く保育士は、主に

  • 保育士の養成学校に通う学生
  • 保育士の資格を持っていない人(無資格者)
  • 復帰の為に身体を慣らそうと短時間で入っている人達

が多いです。

保育士の資格は国家資格で独自受験も可能です。

しかし、それには必ず『実務経験』が必要になります。

その実務経験を積みつつ、合格率が10%前後の保育士国家資格を得るために、空いた時間を勉強に充ててアルバイトで働く人も多いです。

無資格で働いている人は、『やりがいのあるパートがしたい』『将来に繋がる働き方をしたい』と考えているアルバイトの方が多いです。

また、養成学校の学生は、実習を機会に『この園に就職したい』と自主的にアルバイトに応募して来る場合と、優秀な為に園側から『働かないか』と誘われるパターンもあります。

非常勤の働き方③『嘱託職員』

保育園で働く嘱託職員は『準社員』といった立ち位置に分類されます。

ほぼ正社員保育士と同じ権限を持ち、場合によってはクラスリーダーにも任命されます。

嘱託職員の多くが保育士資格を持ち、正社員の座を目指して勤続年数を重ねており、働き方も正社員と同じで、残業もあります。

待遇も正社員よりも多少劣るかも!?というくらいで、給与もほぼ同じ、福利厚生も正社員とほぼ同じ様に受けられます。

 

ですが、待遇面でほぼ正社員と同じという代わりに、現場に立てばパート職員やアルバイト職員の責任も負う立場になるので、責任と評価が割に合わないと悩む人も多いです。

園側はコストのかかる正社員よりも、割安で雇える嘱託職員に依存しているので、入職してから正社員試験に合格できず、嘱託職員で止まっている人は多いです。

自分の勤続年数、任されている仕事が果たして嘱託職員という立場で釣り合っているのか?をよく考え、見極める事が必要な立ち位置です。

非常勤の保育士に任される仕事内容や役割について

7c82b66656bb23c5d75adb8e3c956080_s非常勤で働く保育士は、基本的に現場のリーダー保育士の指示に従って動きます。

仕事内容は、『子ども達の様子把握、トイレ補助、設定保育の補助・片付け、お昼寝の寝かしつけ、玩具の消毒、行事前には行事に向けた製作、壁面制作など』が中心になります。

園の行事にももちろん参加しますが基本的には『裏方作業(物の搬入・搬出、子どもの把握、進行補助)』が多く、大きな責任やリスクの伴う仕事は任されません。

例えば、『保護者への伝言、子どもの受け入れ、一日の流れを決める、判断を求められる事』は、ほぼありません。

勤務時間はバラバラで、

  • 嘱託職員はフルタイム+残業で平均7.5時間~8時間以上
  • パート職員は嘱託職員と同様のフルタイムまたは時間限定(4~5時間がオーソドックス)
  • 代替保育士はフルタイムながら隔日・隔週

になります。

 

保育園での役割は『正社員保育士の補助』に尽きます。

基本的にはサポート役に徹する必要があるので、子どもたちと触れ合う時間も大切ですが、裏方業務もこなす必要があることを覚えておきましょう。

与えられる役割・仕事は各保育園によって違うので、中には掃除や雑務がメインの園もあります。

保育士資格を持っていないなら尚更です。

しかし、保育士資格を持っていながら、掃除や雑務がメインになってしまうと、『自分は何のために働いているのか!?』悩むケースも多く、こういった園では多くの非常勤保育士が悩み、辞職してしまいます。

『保育園で働く=子どもと触れ合う』

というのが一般的な認知なので、雑用ばかりの園だとやりがいを持ちにくいのです。

ですので、これから働きたいと思っているなら、自分に与えられた仕事・役割を把握するのはもちろんですが、保育士として扱って貰えているのか、それとも誰でも出来る役割を押し付けられているのかを意識して働く事が大切です。

非常勤で働く保育士の待遇(給料・時給・賞与)について

非常勤保育士の給与は、雇用形態や採用されている園で異なりますが、実際にどのくらいの待遇で募集されているのでしょうか?

保育士求人サイトに掲載されてる求人を元に、給与の金額や待遇の平均値を紹介します。

・パート職員

時給:1,000円~1,400円(都会の夜間保育を行っている所では、夜間時1,500円~)
賞与:なし(園によっては寸志有り)
福利厚生:厚生年金、社会保険、有休制度は扶養を外れた人には付きます

・アルバイト職員

時給:1,000円~1,400円
賞与:なし
福利厚生:なし

・嘱託職員

平均給与:17.7万円~33万円
賞与:年二回(2~2.6ヶ月計算の所が多いです)
(雇用形態上、時給計算はされていませんが、換算すると手取り19万円の所で1000円~1,100円です)

どんな人、年齢層が働いてるの?

fa8e8274157a91d6c863ae4af8c828d8_s嘱託職員は短大・大学・専門学校の新卒が多く、20歳~23歳が主です。

一度社会人を経験して、保育の専門学校に通い直したり、通信教育を受けて入る人もいるので、最高で30歳前後の人もいます。

 

パート職員は第一線を退いた30代~50代まで幅広く、小学生や大きい人では大学生の子どもがいる人まで多様です。

 

アルバイトは18歳~22歳までの専門学生・短大生・四大生が主です。

非常勤保育士の悩みは?

 嘱託職員は正社員同様の責任が重くのしかかる

正社員保育士は、安定と給与の高さ、手当の厚さの代わりに現場の全ての責任を負っています。

ですが、正社員保育士を目指す嘱託職員も同様にみられるケースが非常に多いと感じます。

例えば、『正社員を目指すんだからこれくらいは出来ないと』と、責任ばかりを押し付けられるのが苦痛と訴える人も多いのが嘱託職員の実情です。

 子どもと接する時間が少なく信頼関係が築けない

言葉を上手く使えない乳児は、一緒に遊ぶ事や、そばにいる時間が長いほど、強い信頼関係が結べます。

しかし、裏方要素の強い時間の短いパート職員やアルバイト職員は、雑務が多過ぎて、子どもと触れ合う時間が短く、子ども達と信頼関係が築けなかったり、保育スキルを身に付ける事が出来ないと悩んでいます。

余裕のない現場になると、指導が厳しい割に正しい保育法や総括が行われないため、いつまで経ってもスキルが身に付かず、『自分は保育士に向いていない』と思い悩んで辞める人も出てくるほどです。

非常勤保育士が向いている人とは?

0d0f6c77516dde560d1056c782a4161f_sしかし、非常勤は誰もが損をする、おすすめできない働き方という訳ではありません。

保育士全員が子どもたちばかりみていれば、保育や園としての経営が成り立つわけではなく、1人1人が役割に徹することで園が成り立っています。

非常勤が向いているのは

 

  • 子どもがいて、一日に働く時間が限られている
  • 月収8万円前後『扶養控除内で働きたい』
  • 子どもから手が離れて保育士に復帰したい。だけどいきなり正社員は不安
  • フルタイムで働きつつ、残業せずに定時で帰りたい
  • 養成学校で勉強しつつ、現場でもどんどん学び、活躍していきたい

 

こんな人は非常勤保育士として働くのがおすすめです。

特に養成学校学生は、保育所でアルバイトしていたという経験は強みになります。

面接の際にも合否の決め手になったり、もし転職する際にも『学生時代から現場に携わっていた』と話す事が出来ます。

また、『パートを始めたいけど、単純作業ではやりがいが見付けられない』という無資格者にもおすすめで、何歳からでも保育士・保育補助は始められるので、この機会にチャレンジしてみてください。

非常勤保育士の求人探しにおすすめの求人サイトは?

パート、アルバイト、嘱託職員の保育士求人を探すうえで重要なのは、『お住いの近くで、働きやすく、希望通りの条件の職場を見つけること』です。

保育士の就職・転職で最も多い悩みが、人間関係の問題はないか?と、給料に見合う適切な仕事量か?ということ。

求人自体は時間をかければハローワークでも見つかるとは思いますが、就職までのサポートなど、色々な面から優遇された職場を見つけるためには、保育士専門の求人サイトを利用することがおすすめです。

大手サイトの『保育士バンク』や『保育ひろば』であれば、マンツーマンで就職先が見つかるまで対応してもらえますし、正職員以外の「パート職員」や「アルバイト職員」の求人も多いので、登録を考えるなら、まずはこちらの2つがおすすめです。

☑ 保育士バンク
スクリーンショット (58)保育士バンクは全国対応の保育士求人サイトで、業界トップの求人数を取り揃えており、パート求人もとても多く、全国どの地域でも募集があります。

転職サイトにありがちな一方的な紹介もありませんし、希望に応じて就職先の園見学の日程調整も行ってくれるので、自分がちゃんと納得した上で働くことができると評判も良いです。

非常勤問わず、保育園の求人をお探しなら、まずは保育士バンクに登録しておきましょう。

入職後のサポートも充実しているので、条件と違う部分や問題点が発生すれば、園側と自分の間に入って調整も行ってくれるので、求人探し+サポート力で考えるなら、まずは保育士バンクに登録してください。

arrow保育士バンクを見てみる

☑ 保育ひろば
%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-247保育ひろばでは、保育所だけではなく、給与・福利厚生の充実した保育所以外の求人も充実しており、短時間しか働けない女性でも、短時間・高時給の保育現場に就く事が出来ます。

実際に転職した人達に取ったアンケートでは、驚異の満足度94.2%という結果が出ており、利用者満足度が高い保育士求人サイトです。

ブランク有りの人でも安心して働ける職場も取り揃えていますし、複数同時応募を行った際も、時間調整など全て請け負ってくれるので、自分は面接・履歴書に集中できます。

arrow保育ひろばを見てみる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページ上部へ戻る