「保育園の園長がむかつく」園長と合わない保育士がサラッと交わす対処と心得

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園を取りまとめる役であるはずの園長。

しかし、園長で保育士が苦しめられるケースは少なくありません。

あまり現場に立たない園長は、保育士との考えに徐々に差が出てきて、それが修復困難な大きな『溝』となり、保育士に多大なストレスとして襲いかかります。

この記事では、園長に対してむかついている保育士に向けて、敵(園長のタイプ)を知り、敵(園長)と上手に人間関係を円滑にする方法や、それでも無理な場合の解決方法を紹介させていただくので、園長と合わないと悩んでいるならぜひ目を通してください。
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保育園の園長に対して保育士がむかつくのはこんな時

行事の進行・段取りが悪い

ennchou1行事の進行や段取りは基本的に保育士に任されますが、園長の最終チェックが入ってようやく施行されます。

園長は割と口を出す人が多いので、『ここは〇がいいんじゃない』『〇しなさい』と指示は出すものの、実際その通りにならなかったり、現場を理解せずに指示を出す為に段取りが悪くなる事も多々あります。

そういった時現場の保育士にしわ寄せが行き、園長の指示なので無視する訳にもいかずにさりげなく進行を妨げない程度にフォローをしていると、『そんな指示出していない!』と怒られる事もあります。

現場の大変さを理解せずに指示ばかり

ennchou2園長は余程人数が足りない場合以外は、基本的に保育室に入って現場の保育士と同じ様に働く事はありません。

しかし、たまに視察の様に現れては現場がどれだけ大変なのかを理解せず、『もっと〇しなさい』『〇する時間位あるでしょう』と、現場の保育士の負担になる指示を次々に出します。

現場は子ども達の日々変わる性格や精神状態、そして相性を考えながらぎりぎりの人数で怪我やトラブルを未然に防ぎつつ子ども達の生活が潤滑に進む様に努力しています。

そういった努力や苦労を見ずに、目についたアラだけを指摘する園長に、保育士も沢山の不満を持っています。

保護者が怒って怒鳴り込んできた際の対応に対して

ennchou3保護者は日中の保育士の動きを見ていない為、子どもの言う事を信じる傾向にあります。

保育士が他の子どもとのトラブルを仲裁した事に対し、納得していない場合は『〇先生に怒られた』『〇先生が怖い』と報告されて、保護者に誤解されます。

そして、我が子が保育士に虐待されていると勘違いした保護者が怒鳴り込んで来た際は、大体興奮し過ぎて話が上手く噛み合いません。

園で起きたトラブルは、園長が仲裁に入ったり、責任者としてその話し合いにつきます。

しかし、『私は見ていないから~』『どうせ〇先生が悪かったんじゃない?』とデリカシーの無い言葉で、根本的な解決をせず保護者の怒りを収める為だけに、保育士の気持ちも汲まずに乏すような言葉を掛ける事に保育士は不満を持っています。

むかつく園長のタイプ4つ

① ワンマンタイプ

何でも自分で決めてしまい、保育士にも自分と同じ方向を無理矢理向かせようとするのがワンマンタイプです。

このタイプの園長は、たとえ何か理由があって園長の指示以外の事をしたとしても、『そんな指示出してない!』と怒り、とにかく自分の思った通りにならないと腹を立てる厄介な人が多いです。

保育士の個性を認めない傾向にあり、自分の保育に絶対的な自信を持っているので(これが厄介。。)、全て自分と同じやり方に染めようとするので、自分のやりたい保育などはこの園長の元にいては叶いません。

② パワハラタイプ

『あなたは将来有望だから』『期待しているから』

と、過度な期待をかける様に声を掛けながら、仕事を押し付けて来る嫌なタイプです。

その他にも、保育士が委縮してしまう位に『何でできないの!』と怒鳴ったり、時には手や道具を使って身体的に痛みを与えてくるのもこのタイプです。

よくあるブラック企業の社長のような感じですね。

ムカつくのは勿論ですが、これが原因でトラウマを背負ったり、精神を病んで仕事を辞めてしまう人も多いので、パワハラ系の園長に病む保育士も多いのが現状です。

③ 嫌味タイプ

『〇先生は出来るのにね~』『向いていないんじゃない?』『だから言ったのに』

と、保育士が何かをする度に一挙一動に嫌味を付けるタイプです。

保育士が自主的に行っている事や、自信を持って取り組んでいる保育にも、必ず嫌味を付けてくる。

だから異様にストレスが溜まりますし、段々と『自分の保育は正しいの?』と不安を抱く様になるので、いつも心の中は不安定な状態になりがち。

こういう園長がいると人間的にも成長できないので、本当にそこで将来ずっと働いていいのか?再度考えた方が身のためです。

④ 無責任タイプ

企画をするだけして、後は保育士に放り投げて何の責任も取らないのが、この無責任タイプです。

保育士と保護者のトラブルにも一切関知しようとせず、『私は知らない』『見ていないんだから関わりようがない』と、保育士を守るどころか突き放すという傍若無人っぷり。

こんな風なので、保育士ばかりに負担やお怒りが向いて、どんどんストレスが溜まります。

ムカつく園長をサラッとかわす!保育士が取るべき具体的な対処法とは?

相手の考えを受け入れた体で聞き流す

ennchou4園長の言葉に肯定的な言葉を掛けないこと。

あくまで園長の意見だけは受け入れたことにする。

絶対に『その通りです』『合ってます』など、肯定的な発言をせず

  • 『心に留めておきます』
  • 『そうなのですね、勉強になります』

など、受け入れた体という姿勢を保ちながら、園長をうまくかわします。

この方法の良いところは、園長としても受け入れられたと思えば、それ以上は何も言ってこないことです。

つまり、それ以上文句を言われにくい。

ですが、受け入れたふりをするのは、ある種『我慢』なので、それがポーカーフェイスでできる保育士に向いている方法になります。

褒めて良い気分にさせて距離を取る

ennchou5これは媚を売るような感じになるので、苦手な人も多いでしょうが、嫌味やパワハラからは確実に逃れられるので効果としては高く、とても有効です。

  • 『自分にはない考えだったので、視野が広がりました。ありがとうございます!』
  • 『自分の保育にどんどん取り入れていきます、レベルアップ出来て嬉しいです。』
  • 『その考えはありませんでした、凄いですね。自分も見習います!』

別に本音で思ってなくても構いません。

前向きな言葉と、相手を嫌味にならない程度に褒める姿勢を取れば、相手からも可愛がられる様になります。

この方法は、本音と建前を上手に使える保育士に向いている方法になります。

自分の行動を見返して、指摘された点を改善し堂々と対応する

ennchou6褒めたり、受け流す事が難しい人は、徹底的に指摘された部分を直した上で、毅然とした態度を取るのが一番です。

言われた事を日付や時間も添えてメモを取っておき、余裕があれば常に発言をレコーダーで録音していても良いでしょう。

  • 『〇月〇日の〇時にはこうおっしゃっていたので、ここを改善しました。』
  • 『〇月〇日の〇時の時点では、園長はこういった指示を出されていました。ですから従って、〇をしました。』

と、具体的に例を挙げると、段々と相手も押されて何も言えなくなってしまいます。

また、園長がパワハラタイプに該当する場合は、外部に訴える際の証拠品にもなります。

ですが、園長からは「嫌なやつ認定」されることは間違いないので、その辺は覚悟したうえで、ドライな人間関係を構築したい人におすすめの解決方法です。

常にメモと録音をしながら、自分の悪い部分を直して保育技術を向上させましょう。

園長と合わない、やり方についていけないなら他園への転職も検討する

ennchou7『言い返す勇気がないし、外部に訴えるなんてとんでもない』『園全体がそういった体制になっているので、改善の兆しが見えない』

「今の保育園では自分は幸せになれない」と感じているなら、他の園への転職を検討してください。

園長は園の中で一番力を持つ存在です。

なので、どうしても合わないとなると、こちらが折れるように周りの職員からも言われることもあります。

「園長先生もああいう風に仰っているんだから」「うちの園長はあんな感じだから辛いけど我慢しよう」

長年働いている保育士は、こうなだめてくるような人も多いです。

 

しかし、「折れてばかりで自分のしたい保育ができない」「今のままではやりがいも見つけられない」となると、何の為に保育士として働いているのか分からなくなってしまうので、楽しく働きたいなら転職を早期に考えた方が得策です。

 

自分の考え方に合う園長や雰囲気を持つ園は必ずあるので、今の保育園で妥協はしないことをおすすめします。

重く受け止めず「受け流す」くらいが吉!園長ばかりに気を取られないで

保育士資格を得て、大好きな子どもと接する仕事に就いている。

なのに、子どもの事以外で悩み、職を辞することほどもったいない事はありません。

園長職に就く人間は、長い実務経験を求められるので、年齢を重ねている人が多く、考え方も古いですし、とにかく考え方が固いので、話し合いをしても園長側が折れる事は、立場的にも人間性的にも難しいでしょう。

なので、今の職場を変えずにとなると、受け流す事が1番の得策です。

 

ですが、どうしても受け流せない場合は、転職を思い切って決断するのも一つの手です。

保育士は不足状態が続いており、待機児童も比例する様に増加し続けているのが昨今のニュースで知られているように、保育士の転職や再就職はそれほど難しいものではありません。

受け入れてくれる保育園がこれだけ多いのですから、辞めること自体に不安になる必要はないのです。

『何かあれば別の園に転職すればいいんだ!』と気を大きく持っていれば、大らかに園長の対応もできるようになるんじゃないでしょうか。

もし、今の保育園を退職することになったとしても、今より働きやすい保育園は必ず見つかるので、園長がどうとか、他の先生がどうとか、そんなことで悩まないでくださいね。

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