夢と希望を膨らませてなった保育士。
新卒採用で保育園に就職できたのに、いざ始まってみるとすぐに退職したいと思うことがあります。
傍から見れば「せっかく新卒で採用されたのに何が不満なの?」と思われることもありますが、実際に働いてみると思い描いていたものとのギャップも大きく、新卒でも保育士を辞めたいと思う人は少なくありません。
ではそんな時、どうするのが良いのでしょうか?
続けるべきなのか?退職するべきなのか?どうするのが最適な選択なのかを新人の悩みや問題点と共にご紹介します。
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新卒なのにすぐ辞めたくなる理由とは
実際に学校を卒業して順調に採用された保育士が辞めた理由は様々ですが、中でも特に多いのが人間関係です。
園長や主任の方針や考え方の違い、同僚との相性、保護者や子どもたちとうまくいかないなど、人間関係といっても理由がいろいろありますが、仕事内容よりも深刻な辞めたい理由になるようです。
その次に多いのはやはり仕事内容が想像と違い、仕事がきつく、大変な仕事の割に給料が安い、休みが少ないなどの理由がすぐに辞めたい原因になるようです。
保育の仕事はしたいけど職場が合わない、給料に不満があるという場合は、もっと待遇の良い保育園に転職したいなどの思いからすぐに退職に踏み切るようです。
他にも慣れない仕事で体調を壊したというケースもありますし、体力的に保育士には向いていないということですぐに辞めていくような場合もあるのです。
新卒ですぐに退職していく保育士
保育園では保育士の人手不足に悩むところが多く、新卒採用で新しく先生として迎えてもやはり仕事の内容や給料の問題、人間関係やその他の事情などで退職する保育士も少なくありません。
辞めたいと考えている人の正確な数は把握できませんが、新卒の保育士で退職を考えたことがある人は3人に1人はいるそうです。
わたし自身の経験を振り返っても、採用されてからの3か月間は仕事がとても辛くて、いつ「辞めさせてください」って言い出そうかということばかりを考えていたので、辞めたくなる気持ちはよく分かります。
ですが、実際に辞めるとなると、そこまで多くの人数はいませんが、やはり退職を選ぶ新卒の保育士もいるのです。
その中でも特に多いのが、4月~7月までの4か月間の働き出してすぐに退職や転職を考える人というのが一番多く、実際にその期間に辞めていく人もいるのです。
保育士が早期退職するリスク
ですが実際問題、新卒採用後すぐに保育士を辞めたいと思った場合、そう簡単に退職なんで考えていいのか悩むここと思います。
やはり仕事ですし、早期退職による今後の就職活動への影響などのリスクはあります。
早期退職された経歴が今後のあなたの履歴書に載るわけなので、転職時は必ず「何ですぐに退職されたのですか?」ということを必ず聞かれるようになります。
基本的には採用する側として考えたらすぐに仕事を辞めるような人を採用することはありません。
職歴が短いような人をあなたが面接官ならとりたいと思いますか?
おそらくそうは思わないですよね。
なので、それに対する自分なりの答えを用意しておかなければなりません。
だから今のあなたが、もしもそのような状態にあるなら単に仕事が合わない、上司とそりが合わないから辞めましたではなく、例えば「正当な評価をしてもらえる職場に移りたい」「給料アップできる職場に転職し生活を向上させたい」というようにマイナス面をプラスに変える答えを用意しておくべきだと思います。
それに保育士というのは年度末が一区切りとなるので、すぐに辞めたいと思ってもクラスなどを受け持っている場合はそう簡単にやめるわけにはいきません。
自分の代わりにクラスを受け持つ人がいるのかなど、多少なりとも配慮して辞める必要があります。
子どもたちの手前もあるので、その辺は配慮して辞めることをおすすめしますが、何とか年度末までは頑張ろうと思うのであれば、その間に新しい道を模索することもできます。
どうしてもすぐに退職したいしたいなら
新卒後すぐに辞めることにリスクは承知でも、とにかくすぐに退職したいと思う場合があります。
それはやはり精神的・体力的問題で保育士をどうしても続けられない場合です。
保育園の先生というのは心身ともに健康でなければ務まらない仕事のなので、心や体を壊しているのに年度末まで働くということはかなり無理があります。
体調を崩したり、体力的に限界を感じたりするような場合は保育士には向いていないかもしれません。
その場合にはすぐに職場に相談して、どうするかを決めたほうがいいでしょう。
園によっては少しの間お休みをもらえるなど休職という形で考慮してもらえるケースもありますし、人間関係に悩んで転職を考える場合なら、他の保育園なら今度はうまくやっていける可能性もあります。
あなたがどうしても辞めたいと思うのであれば辞めても構いませんが、転職を考えるのであれば在職中から転職活動を行い、スムーズに退職できるようにしておくことが大切です。