保育士に必要な資質と子どもとの関わり方

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「私って保育士に向いていないのかな…」

憧れの保育士になったけど、理想と違う・・
子どもと上手く関われない
あの先生はいつも子どもたちに囲まれていて人気者で羨ましいと感じる

こんな風に悩んでませんか?

そんな悩みを抱えるあなたに、保育士に必要な資質と子どもとの関わり方について考えてみましょう。
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こんなことで悩んでいませんか?

 
「子どもの気持ちがわからない」

子どもって無邪気に何でも話してくれるものだと思っている人もいますが、全てを正直に話してくれない子どもは多いです。

どうしていつもイジワルするんだろうか?

また、友達同士のトラブル時の原因が分からず、いつまでも解決できなくて、他の先生が対応したら、すんなり解決に至ったり。

また、赤ちゃんがいつまでも泣いている原因がわからず、困り果てたりしていませんか?

いつも噛み付いてしまう子や、乱暴してしまう子の対応も悩みがちです。

子どもの気持ちがわかれば、すぐに解決できるのに。。誰もがそう思うはずです。

「子どもが言うことを聞いてくれない」

「さあ、体操しますよ!」と声をかけても、散り散りになっていつまでも体操が始められない。

「先生のお話聞いてね!」と言ってもいつまでもお喋りが止まらない。

特に新人の保育士さんだと、このように子どもが先生の言う事をきいてくれないことにとても悩むことも多いです。

子どもをしっかりまとめられないなんて、保育士としての資質がないんじゃないか・・そう思ってしまっても仕方がありませんね。

「ピアノが上手に弾けない」

新人保育士の悩みで何かと登場してくるピアノという壁。

隣のクラスからピアノに合わせて楽しそうに歌う声が聞こえてくると、「先生~私たちも歌いたいよ~!ピアノ弾いて!」なんて子どもたちは言いだしますよね。

でも、頑張って弾いてもミスだらけ。

正直者な子どもたちはストレートに「下手っぴだね」「つまらなーい!」と言うのでガックリ落ち込んでしまいます。

「ピアノってやっぱり保育士に必要不可欠だよなぁ」と思わざるをえません。

「運動オンチ・体力不足で子どもたちについていけない」

一日中元気いっぱい、疲れ知らずの子どもたちに鬼ごっこに誘われませんか?

ですが、先生はいつでも鬼役になるので、追いかけるのも大変・・正直、もうこれ以上走れないってくらい、子どもと遊ぶのって疲れます。

また、鉄棒や縄跳びを教えてあげたいのに、自分ができないと、手本を見せられないし、説得力もないと、運動遊びの指導に悩むことも多いです。

保育士に必要な資質とは?

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1.大前提に子どもが好きであること

四六時中子どもと過ごす仕事なので、 子どもが好きでなければ絶対に務まりません。

子どもが好きというのは、間違いなく保育士としての絶対条件です。

ですが、子どもが好きというだけでは務まらない仕事なので、そこに葛藤がある人もいるかと思います。以下にその点についてもっと詳しく書きます。

2.他者の成長や喜びに共感できること

子どもが初めて給食を全部食べられた時、まるで自分のことのように喜べたり、運動会のリレーで熱くなれたり、どんぐりを見つけて一緒に喜んだりと、自分の成功・成長・喜びではなくて、子どもに、心から共感できることがとても大切です。

「共感」って、自己肯定感を育む上でとても大切な要素です。

ですが、現代の子どもは、自己肯定感が低いと言われており、大人になった時に自分の事が嫌いだったり、自分自身を信じられない大人になる人が多いんですよね。

これは、親子関係もかなり関係していますが、保育士が関われる部分も多いと思うのです。

ですから、子どもの「見て見て!」に対して、「わあ、すごいね!」と笑顔で答えたり、頑張っている姿を認めてあげてください。

共感できる力は、保育士の資質としてとても重要です。

3.子どもの気持ちや意見に寄り添うことができる

上記した、「共感」と近いものがありますが、「寄り添うこと」が、保育士に必要な資質としてあげられます。

子どもが、じゃんけんで負けてしまい、お気に入りの車で遊べなくて落ち込んでいる時、なんて声をかけますか?

「他にもいっぱいあるでしょ!○○君はこっちのにしよ!」

こんな風に声かけしていませんか?これでは、子どもの気持ちに寄り添えていません。

大人からすれば、どの車でも同じように見えるし、その車は毎日そこにあるわけだから、明日また遊べば良い・・・と感じると思います。

ですが、子どもにとっては一大事なのです。

「残念だったね、〇〇くん、あの車が大好きなんだよね」そうやって、そっと寄り添ってあげてください。

4.急かさない。じっと待つことができる

例えば、お友達を蹴ってしまい、謝らなければならない時に、なかなか「ごめんね」の一言が言えない時って、結構よくある場面ですよね。

そんな時、「ほら、早く○○君にごめんねって言わなきゃダメだよ!」と、焦って対応していませんか?

ですが、この時、子どもは、心の中で一生懸命自分の気持ちと戦っているので、じっと待ってあげることが大切です。

無理矢理言わされた「ごめんなさい」よりも、自分で一生懸命戦って言えた「ごめんなさい」の方が、ずっと気持ちがこもっていると思いませんか?

忙しい保育園の生活では、ずっと一人にかかりきりにはなれません。

待つことは、かかりきりになるということではなく、「じゃあここに座って少し考えていてね」と、時間を与えることも「待つ」ことになりますよ。

5.体力があって笑顔が素敵であること

子どもたちは一緒に思い切り遊んでくれる、元気いっぱいな先生が大好きです!

運動オンチで激しい遊びが苦手なら、笑顔と明るい声でカバーしましょう!

日頃から体力作りを心がけ、体調管理はしっかりしましょう。

寝不足の体では子どもの相手は務まりませんので、しっかり睡眠は取りましょう。

筆者は、毎日子どもたちと鬼ごっこやドッジボールをして、持久力がつき、ついでにダイエットにもなりましたよ!

子どもとの関わり方で悩んでいる保育士さんへ

397d3d0318b872b79740a62e2d4bb5c8_s子どもとどうやって関わり、信頼関係を築いていったら良いのかわからない・・そう悩んでいる保育士さんって意外と多いです。

まず目指すのは、子どもに言うことを聞かせることでもなく、子どもの気持ちを分かろうと、もがくことでもなく、【子どもにとって大好きな先生】になることです。

自分に置き換えて考えてみてください。

ちょっと顔見知り程度でよく分からない人に「ちゃんと話を聞いて!」と言われたって、退屈だし、なんだか良い気がしませんよね。

それが好きな芸能人だったら、いつまででも話を聞けるし、すごく楽しい時間になりますよね。

これは、子どもも同じです。

大好きな先生の話はちゃんと聞くし、そばに行って一緒に遊びたいと思うのです。

では、どうしたら貴方が子どもたちから好かれる先生になれるのか?

それは簡単です。

子どもと一緒に、思い切り遊んでください!

始めはおままごと、砂場遊び、お絵描きなど、誰もが遊べてルールがない遊びから始めて、だんだんとルールのある遊びを提案して、リードしながら一緒に遊んだり、面白い製作物を一緒に作ってみてください。

「〇〇先生の近くにいると、いつも楽しい!という経験が積み重なり、いつの間にかあなたは【大好きな先生】になっていますよ。

そうすると、自然と子どもたち一人一人と信頼関係も築け、クラス運営も驚くほどスムーズになります。

保育士は日々成長できる仕事

保育士の資質とは、技術や才能ではありません。

子どもと、心を通わせながら成長し獲得していくものです。

保育士も人間なので、得意不得意があります。

得意分野は更に伸ばせるよう努力し、不得意分野は周りの同僚に上手に頼りましょう。

自分の得意分野が何だか分からない場合は、周りの先生に聞いてみるのもオススメです。

自分の良いところを知る事で、それが自信に繋がり、楽しく仕事と向き合えるようになります。

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