今すぐ実践!保育士の連絡帳・連絡ノートの書き方のポイントを解説

imasugu

保育士の皆さんには、毎日、様々な業務がありますが、その中でも大切な仕事の1つとなっているのが、連絡帳・連絡ノートの記入です。

連絡帳は、その日の子どもの出来事を保護者に伝える大切なツールですが、書き方に悩んでいる保育士の方も多いのではないでしょうか?

毎回、全員に同じようなことばかり書いてしまっている。。

そんな保育士の為に、連絡帳・連絡ノートの書き方のポイントをまとめたので是非参考にしてください。
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保育士の連絡帳・連絡ノートの悩みで最も多いのは「上手に書けない」

005ef52013176bbf4d8fe38f36877357_sこんな単調な文章になっていませんか?

「〇〇へお散歩に行き、〇〇ちゃんと一緒に滑り台をしました。」
「給食は完食しました。」
「積み木で遊びました」

など、その日にあった出来事を、ただ羅列した文章になっていませんか?

また、

「今日もお友達とケンカをしました」
「寂しくてずっと泣いていました」

などのネガティブなことばかりを、つい書いてしまっていませんか?

保護者のお父さんお母さん方は、毎日、自分の子どもが「保育園でどんな風に過ごしているのかな?」「お友達とは仲良く出来ているのかな?」「保育園では毎日楽しく過ごせているのかな?」と、保護者は自分の子どもが保育園でどんな風に過ごしているのか?とても気になるものです。

お伝えした方が良い、悪い出来事ももちろん保護者にはお伝えしなければなりませんが、連絡ノートには、日々の連絡事項と共に、客観的に読んでいて嬉しくなる、楽しくなるような文章を意識して書くのがポイントです。

point1

連絡帳を書き始める前に

複数担任ならば、はじめに誰がどのこの文を書くのか?分担すると良いでしょう。

  • 手をつないでお散歩に行った時のエピソード
  • 一緒におままごとをした時の可愛い仕草

など、その瞬間そばにいた担任しか知らない出来事ってありますよね?

伝えたい情報がきちんと保護者に伝わるように、はじめに分担しておくのがオススメです。

また、書きながら悩んでしまった時も、他の担任保育士に相談すると、他のエピソードを共有できます。

point2

丁寧な字を心掛けましょう

「字は体を表す」という言葉がある様に、字はその人そのものを表します。

字が綺麗に書けない人が、今から綺麗で整った字を書けるように練習するのは至難の技ですが、丁寧に書くことくらいはできると思います。

一文字一文字、ゆっくりと、丁寧に書き、誤字脱字をしないように意識するだけで、印象はグッと良くなります。

字が雑だと、なんとなくその人自身まで雑な人なのかな?と思われてしまいます。

それはもったいないので、書きやすいボールペン、辞書、修正テープを用意して、丁寧に書くことから始めましょう。

point3

題名を決めて書く

保育園における連絡帳や連絡ノートの書き方は、クラス単位や保育園単位で決められ、指定されてる場合もありますが、題名をつけてから書く方法をお勧めします。

題名を設定することで、どんな事が書かれているのか?を保護者の方が、題名から予測しながら目を通す事ができるので、読みやすくもなりますし、どんな事が書かれているのか?気になるので、しっかりと目を通してくれるようになります。

例えば[虫さんこんにちは]という題名ならば、「虫探しが楽しかったんだな~」というのが、すぐに伝わりますし、[できたよ!]という題名であれば、「何ができたのかな?」と、思わず読みたくなりますよね。

また、保育士側としても、題名を決めることで、文章の内容をまとめやすく、題名に沿った内容を書こう、と意識して文章を書くことができます。

point4

具体的なエピソードを一つ選んで(※アレもコレも書かない)

保育園の1日は長いです。

朝から夕方までの全ての出来事を限られたスペースに書こうとすると、伝えたいことが伝わらなかったり、他のどの子にも当てはまってしまう内容になりがち。

そうなると、保護者は「ちゃんと自分の子を大切に見てくれているんだろうか」と不安になってしまうものです。

なので、一つのテーマに絞って、より具体的にその子の姿が伝わるように書きましょう。

上記の題名を決めて書こう!と繋がってきますが、より具体的なエピソードになるよう意識することが大切です。

例えば、その時の可愛らしかった瞬間や成長を感じた瞬間、お友達への優しさが感じられた瞬間などがあります。

そうすると保護者も、「あ~先生は丁寧に見てくれているな」と感じてもらえますし、離れている間の子どもの具体的な姿がイメージできて、安心してもらえるのです。

point5

ポジティブな言葉・出来事を書こう

やっと仕事を切り上げて、大急ぎでお迎えに行った先で受け取った連絡ノートに、今日1日の我が子のネガティブな出来事が並んでいたら、あなたならどう思いますか??

そりゃあもう、がっくりですよね。。。

保護者はただでさえ、「自分の子育てはこれで良いのか?」「我が子は他の子に比べてどうなんだろう?」と、日々悩みながら子育てをしています。

そこに保育園からも、ケンカばかり、泣いてばかり・・・などと言われてしまっては、もう心の拠り所がありません。

例えば、「〇〇ちゃんおもちゃの取り合いをしました」よりも、「大好きなおもちゃを、使い終わったら〇〇ちゃんに”どうぞ”と貸してあげました」と、少し視点を変えるだけでぐっとポジティブな文章になります。

一度文字にして書いてしまうと、それはずっと残るものになるので、あとで読み返した時に、嬉しくなるようなものでありたいですよね。

どんな子にも、輝く瞬間はあります。

いかにそれを見つけてあげるかも、保育士の腕なんじゃないでしょうか?

それを保護者に伝え、一緒に楽しみながら子育てをしていける関係づくりをしましょう。

point6

愛情が感じられる文章にしよう

大切な我が子が、家族以外にも受け入れられ、愛され、可愛がってもらっているというのは、どの保護者でも嬉しいものです。

もちろん保育士の皆さんは、どの子にも平等に愛情を注いでいるとは思いますが、それをちゃんと伝えられていないのは少しもったいないです。

エピソードの最後に

「そんな姿がとっても可愛くて癒されました」
「給食を完食できて、思わずハイタッチしちゃいました!」
「リレーで頑張る姿に感動しました」

などと、保育士自身の感情も少しだけ加えると、より伝わりやすい文章になりますし、保育士に対しても安心感が生まれます。

保護者と同じ目線で、一人一人の成長を見守っていける連絡帳でありたいです。

point7

保護者のコメントに必ず返答を

だんだんと保護者と打ち解けてくると、保護者の方からも、ただの連絡事項だけで止まらず、家庭でのちょっとしたエピソードや、週末の出来事、悩みなんかも書いてきてくれるようになります。

そんな時は大チャンス!

どんなことでも、最低一言はお返事しましょう。

「楽しい週末だったのでしょうね」
「いつもお家での楽しいお話ありがとうございます。実は楽しみにしています!」

など、簡単な返答で良いのです。

我が子のことだけではなく、保護者自身も、認められ、話し相手が欲しい場合が多数あるからです。

「食事中にフラフラしちゃって・・・」「ずっと抱っこばかりで困ります」と、悩みを書いてくれた場合は、丁寧に返答しましょう。

細かいことに関しては、直接会ってお話できるのが一番ですが、限られた連絡帳の中では難しいですよね。

そんな時は保護者の気持ちの寄り添うように、「食事中のフラフラは困りますよね」「抱っこできるのも今のうち!と思いつつ、辛いですよね」とお返事をすると、それだけで、ホッとできる保護者は多いです。

連絡帳や連絡ノートの役割を再確認しよう

t22zgv2xxbcreyx1477284117_1477284139毎日忙しくバタバタと仕事に追われる保育士と、家事や育児に保育園のお迎えに大忙しの保護者。

保育園で顔を合わせて、じっくりお話しするのなんて、実はそう多くはありません。

特に、早朝から閉園間際まで、保育園で過ごす子どもの保護者はなおさらです。

そんな時に、家庭と保育園をつなぐのが「連絡帳」や「連絡ノート」です。

連絡帳は基本的に、家庭からの連絡事項、子どもの体調や生活について記入され、保育園からは今日1日の子どもの様子をお伝えするためのもの。

ですが、、、重要なのは、単なる連絡事項や日々の出来事をお伝えするだけにとらわれず、もっと連絡帳を有効活用するのが大切です。

保育士から歩み寄り、思わず読んでいて疲れが吹き飛ぶような連絡帳は、保護者の心を開き、信頼関係を構築する上でとても重要な役割を担ってくれます。

全員分を毎日書くのは大変ですが、書き方のポイントを捉えれば、スラスラと書けるようになりますよ。

連絡帳にこそ手を抜かないのが大切

wwvg59y4of8nazl1477284318_1477284330普段、自分たちの書いている連絡帳や連絡ノートと比べてみていかがでしたか?

保護者からの保育士の評価として重要になるのが、日々の対応ももちろん大切ですが、字として残る連絡帳も非常に重要な要素になります。

例えば、まだ新人で子どもたちや親御さんとのコミュニケーションが上手く取れない保育士でも、連絡帳を通じて文章でコミュニケーションを取るのは、そこまで難しくありません。

連絡帳や連絡ノートは保育園と家庭の交換日記。子どもたちの思い出がたくさん詰まっています。

何年後になっても残してもらえるような物でありたいですね。

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