朝から夕方まで疲れを知らない子どもたちと全力で遊び、少ない合間の時間や夜は、お便り帳記入、書類作成、事務整理、会議や面談・・・
日々の業務をこなすだけで精一杯ですよね。
しかし、日々子どもたちは成長し、取り巻く環境も刻々と変化しているので、私たち保育士は、常日頃から更なる保育知識を勉強をしていかなければなりません。
特に、新人の保育士さんたちは覚えることもやらなければならない仕事もたくさんあるので、誰かに助けを求めたくなりますよね。
そんな時に役に立つお助けアイテムといえば「保育雑誌」です。
でも、大きな書店に行くと、たくさんの種類が並んでいて、どれを選べば良いのか分からない・・・と購入を躊躇してしまう人も少なくないのでは?!
多忙な保育士の皆さんのために、主要な保育雑誌の特徴などをまとめましたので、ぜひご覧ください。
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保育士が読むべき【保育雑誌8選】
書店に多く並ぶ保育雑誌の中で、オススメのものや人気のものの、特化している内容や特徴などをまとめました。
ぜひ保育雑誌を選ぶ上での参考にしてください。
プリプリ
- 発行:毎月
- 発売日:1日
- 出版社:世界文化社
保育書コーナーには必ずと言って良いほど置いてある、大人気の保育雑誌です。
オリジナルのイラストも可愛いと評判で、そのオリジナルのキャラクターたちを用いた製作やお誕生日カード、壁面装飾のアイディアが大人気で、活用している保育園も多いです。
付録も色々な種類があり、イラスト集のCD-Rや、行事の由来ポスターなどすぐに役立つものが多く、忙しい保育士には大助かりな保育雑誌です。
イラストはとても可愛いですが、若い保育士向けと思っている先輩保育士もいるため、様子を伺ってみてください。
ピコロ
- 発行:毎月
- 発売日:2日
- 出版社:学研プラス
プリプリと並ぶ人気を誇る保育雑誌です。
キャラクターっぽさを求めない人はこちらを選ぶ傾向にあります。
製作や行事のアイディアを中心として、遊びのアイディアや保育カリキュラムまで、幅広く網羅しています。
もちろん毎月何かしらのお得な付録も嬉しいです。
音楽や製作の型紙、イラストなどが収録されているCD-Rが毎月ついてくるのもお得感があります!
プリプリと異なるのはイラストのみと言ってしまっても過言ではないほど似ているため、保育雑誌界の人気を二分しています。
ポット
- 発行:毎月
- 出版社:チャイルド本社
遊びのアイディアが満載なのがポットです。
運動遊びや室内遊びから、ちょっとした時間にできるゲームや遊びが盛りだくさんなので、子どもとたくさん遊んでスキルを磨きたい保育士、遊びの引き出しを増やしたい保育士にオススメの保育雑誌です。
雨が続いてしまった時、急に明日の集会の進行を任されてしまった時の救世主となってくれるはずです。
もちろん季節の行事や製作、装飾やコラム記事なんかもあり、幅広い層に読まれています。ピコロと同じく、毎月お得なCD-Rがついてきます。
ひろば
- 発行:毎月
- 出版社:メイト
毎月季節にあった大特集がメインとなり、読み応えのあるじっくり読むタイプの雑誌です。
もちろん製作や季節の行事、遊びなども載っております。日々の保育のアイディア収集にとどまらず、保育の幅を広げたり、保育士として知識や見聞を増やしていきたい保育士にオススメの保育雑誌です。
新幼児と保育
- 発行:奇数月
- 発売日:2日
- 出版社:小学館
保育をより充実させるための保育雑誌で、特に季節の行事を大切に考えています。
先進的な保育園を紹介したり、様々な実践のルポ、明日から実践できる保育環境の整え方や遊びのアイディアなど充実の内容です。別冊付録の指導計画やあそび歌のCD、実用ハンドブックなども大変好評です。
保育の友
- 発行:毎月
- 発売日:11日
- 出版社:全国社会福祉協議会
保育実戦に役立つ情報やヒントが幅広く紹介されている保育専門誌です。
内容は様々な地域、園の独自のカリキュラムや実戦を紹介したり、子どもを取り巻く環境や法律の分野にまで及びます。
もっともっと勉強したい!そんな保育士にオススメです。
これを読んでいれば、保護者対応や会議などでも役立つこと間違いなしです。
文字が多く、雑誌というよりも専門書のイメージです。年間購読をしている先輩保育士も多いです。
あそびと環境0.1.2歳
- 発行:毎月
- 発売日:2日
- 出版社:学研
名称の通り、0.1.2歳児に特化した保育雑誌です。
新人保育士の皆さんは、0.1.2歳児クラスの担任を任されていることが多いのではないでしょうか?
ほとんどの保育雑誌が全年齢を対象にしているので、どうしても必要な情報は限られてしまいます。
0.1.2歳児の担任の保育士にとってはまさに必読の保育雑誌です。
0.1.2歳児の担任ならではの保育環境や遊び、発達に合った製作などが紹介されています。
今日の保育に役立つ情報が満載です。
保育とカリキュラム
- 発行:毎月
- 発売日:1日
- 出版社:ひかりのくに
保育の質の向上のためには、指導計画の意味がきちんとわかって、作成できることが必要不可欠です。
保育士なら避けては通れない、毎月の指導計画、毎週の週案、そして日案。一度しっかりと見直してみませんか?
毎月同じような内容になってしまう・・・
指導案を生かしきれていない気がする・・・
なんて悩みはありませんか?
毎月必ず作成しなければならない指導案、どうせなら作成しながら学び、知識を増やしちゃいましょう。
自分の担当している年齢の前後の年齢とも見比べたりしながら、発達の連続性を学ぶことができます。
カリキュラム以外にも、発達に合った遊びや製作、季節ごとの保育アイディアなども載っています。
保育雑誌の活用方法「どんなことに役立つの?」
保育雑誌とは、現場で働く保育士のために、様々な情報が詰まっている雑誌です。
雑誌によって主体となる内容が大きく異なり、内容として挙げられるのは
- 装飾
- 製作
- 行事
- 日々の遊び
- カリキュラム
- 保育に関する学び
などがあります。
雑誌によってはオリジナルのキャラクターがいて、賑やかに可愛いページが続くものもあれば、文章メインのものもあります。
また、お便りや装飾、誕生日カードなどに役に立つイラストが入ったCD-ROMが付録で付いてきたりと、何かと仕事ですぐに役に立つものが満載です。
特に経験の浅い保育士さんは、行事や製作、カリキュラムの作成においてもアイディアや、言葉の引き出しが少ないのは仕方がありませんが、そういう時にこそ、保育雑誌を活用しましょう!
様々なアイディアや、保育観や理論、実践を知ることができますし、園に雑誌を持って行って、会議の中に持ち出しても良いのではないでしょうか?
新人保育士であっても、雑誌の引用であれば意見も言いやすいです。
また、運動会やお遊戯会などの演目や衣装、季節ごとの製作、日々の保育の小ネタなど、今必要な情報が詰まっていますので、保育に悩んだらとにかく書店の保育書コーナーに行ってみてください。
保育士なら一度は手に取ったことがある保育雑誌。
年間定期購読をする場合を除いて、毎月必要な情報が多く載っていたり、自分に合った内容のものをその都度選んでも良いと思います。
また、一度読んだものでも、数ヶ月後、数年後にまた読み返したくなったり、今はあまり関係がなくても、のちに必要になる情報が結構あります。
新人時代は日々の保育に追われがちなので、このような保育雑誌に上手に頼って素早く情報収集し、引き出しを増やしていきましょう。
保育士自身が向上心を持って、毎日生き生きと保育をしていると、自然と子どもたちも付いてきてくれます。
未来ある可愛い子どもたちのために、明日も笑顔で保育しましょう!