保育士の人間関係はストレスだらけ※職場の人間関係を楽にする実践的なコツとは

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男性保育士の進出が目覚ましいとはいえ、まだまだ保育士業界は女性中心の職場です。

女性の職場で一番ストレスがかかるのが人間関係です。

女性同士なので意気投合すれば、力強いチームワークを発揮することもできる反面、人間関係がこじれると働きにくくなることもあります。

ここでは、保育士の職場での人間関係の悩みから解決方法までをご紹介していきます。
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保育士は女性の職場!だから人間関係は複雑になりやすい

女性は単独で行動する人より、2人以上のグループになって行動する人が多いです。

保育士の職場でもこうした仲良しグループが発生しやすく、派閥に発展することもあります。

反対に孤立してしまうと、行事や準備、日々の保育などの細かな伝達や指示が十分に伝わらなくなりミスが続いてしまうと陰口の対象となっていき、いじめになっていくこともあります。

実のところ、保育士が辞めたいと感じる理由の多くは『職員同士の人間関係』によるものが非常に多いです。

更に年功序列、体育会系気質もあり、新人の意見が通りにくい風通しが悪い保育園もあり、このような保育園で働き続けるのはそう簡単にできることではありません。

多くの保育士が抱える人間関係の悩み・トラブル

保育士の世界は働く保育士の年齢が2層化しています。

新卒から30歳までの保育士とベテランといわれる年齢層の保育士が保育園に存在しているのが現状です。

30代~40代の中堅保育士の数が少ない保育園もあります。

こうした2層化の現象がある場合、たわいもない会話から保育の内容まで、世代間ギャップが生まれやすいのです。

職場の中での世代間ギャップが埋まらず、ちょっとしたコミュニケーションが取れない場合も少なくありません。

また、女性同士の職場は、細やかな心配りができる反面、同性同士は細かいところに目が行き過ぎ、おおらかに見守ることができないこともあります。

お互いに言いたいことが言えない、または一方的に言いすぎることから、フラストレーションがたまりやすい環境になりやすいのが保育士の職場の特徴です。

特にベテラン保育士の中には、「新人保育士は、先輩より動くものだ」という古い体育会系気質を持っている人もいます。

そのため自然と勤務年数が多い人の言うことには従わざるを得ない風土を持っていることもあります。

保育士の職員同士の人間関係が大変な理由は?

3歳児未満の子どもを担当しているクラスでは、保育士がグループになって保育を行っています。

また、運動会や発表会などの大きな行事の時には、担当や学年に関係なく職員全員で行事の準備を進めなくてはならないこともあります。

保育士の仕事は基本的にチームワークで行うことが多く、確認せずに自分勝手に行動するとチームワークが乱れることがあります。

 

経験の浅い保育士は、自分は保育や業務を自分なりに頑張っているつもりであっても、経験豊富な先輩保育士やお局的存在の保育士がミスや足りない部分を見つけて、自分のいないところで陰口を叩かれていて、職場の雰囲気が悪くなってしまうことも。

また、自分自身には直接関係がなくても派閥が存在する保育園では、派閥のトップの保育士の機嫌を損ねないよう、嫌われないように動かなくてはいけない場合もあります。

保育園内の保育士同士の人間関係を楽にする為の5つのテクニック

わからないことは相談「ホウ・レン・ソウ」は保育士の職場でも基本!

どの職場でも、報告・連絡・相談は社会人として基本といわれていますが、保育の世界でも同じことがいえます。

困ったことや、些細な事故や子どものけがなど、正直に主任や園長に報告するようにします。早く報告することで、対策を考え、怪我の対処など園全体で対応すべき点について、情報が共有でき、安全管理につながるからです。

自分が職場で分からない、知らない、後回しにせず、すぐに相談するようにしましょう。わからない、知らないままに行動することで、子どもたちや他の保育士に迷惑をかけてしまうこともあります。

こうしたミスが大きな失敗につながり、最悪の場合、子どもの安全にかかわることもあります。

また、保護者や他の保育士の伝達の伝え忘れは、度重なると信用を失います。業務上必要な報告は伝えない人を作らないようにしましょう。

例え気の合わない人がいても仲間外れを自分から行うのは言語道断です。

仕事の上では大切な仲間なので分け隔てなく接するようにしましょう。

伝達事項は必ず伝え、全員の保育士に周知していくように心がけましょう。

「ホウ・レン・ソウ」を自分自身で徹底することは、信頼を築くうえ最も大切です。信頼を築くには時間がかかりますが、積み重ねることで、必ず抜けやモレのない保育士として扱ってもらえるようになります。

挨拶は自分から進んで行う。コミュニケーションを積極的に取るようにする

気持ちのよい挨拶ができる人に悪い印象を持つ人はいません。できるだけ自分から挨拶をするようにしましょう。

話しかけてもらうのを待つのではなく、自分から話しかけるようにし、積極的に進んでコミュニケーションをとるようにしていきます。

仕事のことだけでなく、ささやかな日常会話が人間関係をスムーズにし、お互い話しかけやすい雰囲気を作ることもあるのです。

女性ならではの陰口や悪口に参加しない

派閥やグループになりやすい女性の職場では、話題が保育士同士の悪口になってしまうこともあります。

悪口に参加して自分も言ってしまうと、あとで自分のことも言われたり、「あの人が言っていた」と本人に告げ口をされてしまったりして人間関係が悪くなる結果を生み出しかねません。

また、信ぴょう性の疑わしい噂話などは、信用しないようにし、自分も噂話には参加しないようにしましょう。

人間関係を壊さないコツとして、自分の悪口を言われていても、人の悪口は絶対に言わないことはで人間関係の悪化を防ぐうえ、自分の身を守ることができるのです。

先輩保育士には「教えてください」「お手伝いさせてください」と進んで声をかける

忙しい保育士の仕事、残業したくないから自分の仕事に集中したいと思いますよね。

保育士の仕事はチームワークが重視されることが多いうえ、経験年数が少ないうちは、できるだけ積極的に他の保育士の仕事を手伝うようにしましょう。

他の保育士の仕事を手伝うことで、自分の仕事へのフィードバックもあり、勉強になることもあります。

「お手伝いさせてください」「勉強させてください」という謙虚な姿勢は、先輩保育士からも「勉強熱心」「気が利く」と印象を与えることができ、好印象です。

もちろん自分の仕事はきちんとこなすことが前提ですが、気配りができる人は職場で重宝がられること間違えありません。

どうしてもつらくなったら信頼のできる上司(主任や園長)に相談する

保育園の職員間でのトラブルや人間関係のこじれによる辞めたい悩みは、自分の力では簡単に解決できないことが多いものです。

その場合には、信頼のおける主任や園長に相談してみましょう。

自分のミスなどで人間関係がこじれてしまったときには、悩みを聞いてもらうだけできもちが楽になります。

そのうえ相手にどのように接していったらよいか、有益なアドバイスがもらえることもあります。

もし自分には全く非がないのに、仲間外れにされている場合や、相手の感情的な言動でストレスを感じている場合には、相手にも注意してくれる場合もあります。グループ保育などの場合、配置換えも検討してくれるケースもあるでしょう。

人間関係の改善が難しい場合は新しい職場を探す(転職)という選択肢もある

保育士として働く中で一番難しいのは、人間関係の構築です。

園長や主任に相談をしても改善されない場合には、長く働き続けることは難しいですよね。

働きながら、保育士専門の求人サイトに登録し、人間関係の良い職場を探してみることで、せっかく取得した保育士資格を活かすことができるうえ、条件や職場環境をあらかじめ確認して転職することができます。

新しい職場探しをしていくと、自分に合った職場は必ず見つかるはずです。

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