医療保育士の求人の探し方や給料について

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医療保育士という職業をご存知でしょうか?

医療保育士という言葉は馴染みがない方も多いと思いますが、医療保育士は、名前の通り「病院内で働く保育士」の事を指します。

需要はまだまだ少ないですが、高齢化が深刻な日本では医療・介護・保育の分野が成長しなくてはならないので、今後増々需要が高い職業になっていきます。

まだまだ認知度の低い医療保育士について、仕事内容や待遇面、求人の検索方法など、詳しく紹介させていただきます。
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医療保育士とは?

02725265ba1261c77db3d64cb93599c9_s医療保育士とは、病院内や医療機関内で働く保育士のこと。

仕事内容は、病気を患う子ども達のために、楽しい遊びや他児童とのコミュニケーションの場を提供したり、長期入院で辛い思いをしている子ども達の心のケアを主に行っています。

医療保育士は、子ども達の入院生活を支えながら、元気になっていく姿を応援でき、健康であることの大切さという、当たり前だけど忘れてしまいがちな部分を感じることができます。

ただ、病棟勤務になるので、感染病をもらいやすかったり、病気で苦しむ子ども達を目の当たりにする辛さはありますが、その分やりがいのある仕事です。

医療保育士には、長期的に入院している子ども達のための「病棟保育士」と、一時的に病気を患っている子ども達のための「病児保育」があって、日本国内では認知度が低い医療保育士ですが、海外では「チャイルドライフスペシャリスト」「ホスピタルプレイスペシャリスト」等と呼ばれ医療の現場を支える一人として大活躍しています。

日本でも近い将来医療保育士の需要が高まり、もっと広く認知されていくことが見込まれます。

医療保育士になるために必要な資格は?

513d8a73fc5268ed6a7a098991882bd4_s医療保育士になるために必要な資格は、国家資格である「保育士資格」だけ。

ですが、勤務先が一般的な福祉施設ではないので、心理的なケアができる知識も必要になるケースもあり、保育の知識だけでなく「心理学やカウンセリング、医療、薬学」など、豊富な知識が必要になります。

病院での勤務になるので、近年子ども達に多い病気として名前の挙がる、アトピー性皮膚炎やアレルギーについてもある程度の知識と教養が必要です。

 

「保育分野だけでなく、医療や心理学や薬学など、そんなに多方面の知識がいるの?」と不安に感じる方もいるでしょうが、子ども達の治療に関する情報が理解できたり、心理学の視点から子どもの心のケアが出来るだけで仕事の幅が広がるし、楽しく、より正しい保育が出来ると思いませんか?

色々覚えたり、勉強するのが大変だと思うならチャレンジするのはおすすめできませんが、自分のスキルアップに繋がりますし、今の内に地位を築いておけば”第一人者”になれるので、どの業界からも引く手あまたの人材として活躍できるでしょう。

まだまだ、日本の医療機関には浸透していませんが、今後の保育士の新しい働き方の一つになるでしょう。

医療保育士の給料・年収はいくらくらい貰える?

b88078291c9e6eb6b3e3c28a17638757_s医療保育士の給料は、各医療機関で違いがありますが、大体の相場は月給20万円~28万円(正規職員の場合)くらいで、年に2回のボーナスがあります。

年収ベースだと医療法人ごとに違ってくるので一概には言えませんが、概ね300万円~450万円くらいが相場でしょう。

医療保育士の給料は、医療法人から支払われているので、一般的な保育園より給料が高く、福利厚生も比較的充実しています。

給料が一般の保育士よりも高い分、必要になる知識が多いので、妥当な給料と言えるでしょう。

医療保育士(病棟保育士)の求人の検索方法は?

9da96c8e569d171f170de35362ff4171_s医療保育士の需要が高まっているとはいえ、まだまだ医療機関で医療保育士を配置するケースは多くはありません。

1つの医療機関に配置される保育士の数が少ないため、求人はそれほど多くはないのが現状ですが、保育士バンクでは医療機関で働く保育士を募集している求人を多数掲載していたので、医療法人や病院で働きたいなら、まずは保育士バンクからチェックしてみてください。

arrow保育士バンクを見てみる

医療保育士(病棟保育士)を目指すなら、まずはハローワークや保育士専門の求人サイトをチェックする、もしくは医療保育士などを請け負っている派遣企業に問い合わせてみたり、小児病棟のある病院に直接問い合わせてみるようにしましょう。


日本医療学会による「医療保育専門士」の資格認定制度ができ、医療保育士や病児保育、障がい児保育などに特化した専門的な研修制度を設けて、一定の水準を達成すると、「日本医療保育学会認定・医療保育専門士」として認定を受けることが出来ます。

認定に必要な条件としては

  • 保育士資格を取得している
  • 医療保育、病児保育、病後児保育、障がい児支援施設など特定の施設で常勤1年以上
  • 非常勤は年間150日以上2年以上の保育経験があること
  • 日本医療保育学会会員であり、1年以上の会員歴があること

の4つで、認定を受けるためには、一定の経験が必要ですが、スキルアップを目指すためにはいい経験になるんじゃないでしょうか。

認定資格がないと働けないという訳ではないので、気後れせずにチャレンジしてみてください。

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