保育士に向いてる人、向いていない人の特徴と違い

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希望を持って就職したものの、毎日書類に追われ、保護者や先生との人間関係に悩み、思い通りに動いてくれない子どもにイライラしてしまう…。

様々な悩みや仕事のストレスが溜まり「私は本当に保育士に向いてるのかな?」「もっと自分に合った仕事があるのかも…」と、ネガティブに考えてしまい、気が付けば保育士としてやっていく意欲も自信もなくなってきている自分がいる。。

私も新人の頃は「私は保育士に向いてない」と何度も考え込んでしまう時があったように、こんな風に自信を無くしてる保育士さんって多いのではないでしょうか?

自分が保育士に向いてるのか?向いていないのか?について、私なりに考えたことをご紹介させていただきます。
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保育士に向いていないと思う人の特徴

性格が暗く、人付き合いが苦手

保育士は保護者と良好な関係を築く事はもちろんのこと、保育士同士のチームワークが重要となってくる仕事です。

特に複数担任となれば、些細な事でも伝え合い、毎日の保育について話し合いを行い、積極的に意見を出し合っていかなくてはなりません。

保育者の関係が悪いと、もちろん良い保育はできませんし、子ども達にも険悪さが伝わり、居心地の良い環境を作ることができません。

そして最悪の場合は、子どもの怪我や保護者とのトラブルなどにも繋がってしまいます。

それゆえ、保育士になる上で、まずは人と関わることが好きで、進んで良い関係を築いていこうと積極的にアピールしていける力が必要です。

計画を立てる事が苦手でいつも行き当たりばったり

保育をする上で計画を立てて物事を行う事は必要不可欠です。

保育士が計画を怠り、行き当たりばったりの保育をしてしまうと、子どもが戸惑ってしまい、保育士も予想外の事が起きた時に落ち着いて対処することが難しくなります。

そうならない為にも、まずは事前に計画を立て、あらゆる子どもの行動を予測し、その対処法を見つけ出しておきます。

そして、早め早めに子ども達に次の活動の準備などを伝えていくことで、子ども達も落ち着き、安心した園生活を楽しめるようになります。

思い通りに動いてくれない子どもにいつもイライラする

疲れが溜まっている時や、自分の余裕のない時に子どもにイライラしてしまう経験は誰しもあるはずです。

しかし、イライラが日常茶飯事で、気付けば思い通りに動かない子どもの悪い所ばかりが目に入り、いつも怒ってしまっている。。

こんな人は保育士に向いていないですね。

思い通りに動いてくれない子どもがいる場合、子どもを叱るのではなく、本当に見つめ直すのはあなた自身の保育です。

自分の保育を見直し、子ども達が自分の言う通りに動こうと思えるような保育ができるよう工夫をしていくことが大切です。

保育内容や行事の内容…考えるのが面倒でしかない

子どもや保護者にとって楽しみであるはずの行事(お誕生日会、運動会、発表会etc)

保育士も子ども達の笑顔が想像できるから準備も頑張れるのですが、それを考える事や準備が面倒で、「やらなければいけないもの」「保育士としての義務」としか思えない方は、保育士の仕事が相当苦痛になっているんじゃないでしょうか?

イベントごとは保育士が楽しんで計画し、準備するからこそ価値があり、子ども達も楽しんで練習や本番を迎えられるのです。

子どもたちが本番で成功できるようにサポート、支援、下準備をして、より良い環境を作ってあげられて、それを自分自身も楽しめることも保育士を続けていくうえでは重要なポイントになります。(やりがいを持てているかどうか)

日に当たるのが嫌で、あまり動きたくない

保育士業務は日に当たるのは当たり前で体力勝負の仕事。

戸外に出て日光を浴び、外に出ることの楽しさ大切さを伝えることも保育士の大切な役割です。

ですが、私が働いている園の先生の中に、ある日、「シミのレーザー治療をしているので、外には出られないです。」と言って、屋外の仕事を放棄する先生がいて、複数担任の先生なのに、ある日いきなり言われたので、困った時がありました。

私が言いたいのは「レーザー治療しないでください」という事ではなく、事前に伝えて、周囲の先生の許可を取るべきなんじゃないかなってことです。

女性の場合は日焼けしたくない方も多いので、できるだけ外に出たがらないというのも気持ちは分からなくもないですが、協調性に欠ける方はやはり続かない印象が強いです。

これは向き不向きにも通じる部分が大きいのではないでしょうか。

どんな人が保育士に向いてるのか?

ここまで保育士に不向きであろう方の特徴について紹介してきましたが、果たしてどんな人が保育士として向いているのでしょうか?

これに関しては、まずは「毎日を明るい笑顔で前向きに過ごせる人」でしょう。

保育を仕事としているので、前日にどんなに辛いことがあった時も、次の日にはできるだけ暗い顔を見せず、明るい笑顔で子ども達を迎える姿勢が必要になります。

こういうのは感情が大きく関わるので、100%はできませんが、笑顔で明るく努めようとする気持ちを持てるかどうかがカギになります。

そして毎日今日の保育について計画を立て振り返りをし、日々の保育をより良くしようと努力できる人が向いていると言えるんじゃないでしょうか。

これは覚えることの多い新人も、10年以上のキャリアのある保育士も同じ。

子どもも100人いれば100通りの対処法があるので、一概に教科書に書いてある情報だけを頼りにやれば100点満点の保育ではないのです。

園で日案や日誌もありますが、それ以外に今日の小さな目標を立てたり、日誌には書かないような「あの時こういう言葉がけをすれば良かったなあ。」という小さな反省をしたり、毎日子どもたちと真剣に向き合っていける人が保育士に向いてると言えます。

苦手分野がある保育士は向いていないの!?

  • ピアノが上手に弾けない
  • 音痴なので歌が苦手
  • 運動音痴
  • 子ども達に上手く説明するのが苦手
  • 親御さんとのコミュニケーションが下手

など…、得手不手ってどんな人にもあるので、どんなにベテランの保育士でも苦手分野というのは1つは持っています。

でも、保育士業務の中に苦手なことがあるから、必ずしも向いてないとは限りません。

うちの園の中にも○○ができない、苦手って先生、とても多いです。

「ホントに!?」と思う時もありますが、みんな5年、10年続けてこれています。

苦手分野に直面した時に大切なのは「コレは自分にはできない」と考えるのではなく、「どうすれば自分にできるのか?」を考える事。

また、苦手分野を克服する努力も必要ですが、「自分の強みは何だろう?」と、一つでも自分の得意分野を見つけることも大切な事です。

そして、その強みを存分に保育に活かし、「自分はできるんだ!」と自信を付けておくと、子ども達との信頼関係もより深まりますし、保護者とも信頼関係も築き易くなります。

どんな仕事にも少なからず向いてる、向いていないの適性はありますが、本人のやる気や努力があればそれを十分乗り越えられますし、素敵な保育士になれるはずです。

大切なのは自分が保育士に憧れ努力してこの職業に就いた気持ちを思い出し、とにかく自信を持って子ども達と笑顔で日々過ごしていくことです。

最後になりますが、ちゃんと子どもたちと真剣に向き合えていますか?

本気で関わっている方からは自分は保育士に向いているのかな?向いていないのかな?なんて言葉はきっと出てきません。

今、向き不向きを考えているのであれば、まだまだ改善の余地があります。

まずは、今目の前にいる子どもたちをシアワセにすることから考えませんか?

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